地位と名声を得た女性と搾取される労働者、分断社会を描くパラドックス・スリラーに注目

#アンテベラム#クリストファー・レンツ#ジェラルド・ブッシュ#ジャネール・モネイ#ショーン・マッキトリック#スリラー#映画

アンテベラム
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反響を呼んだ『ゲット・アウト』(17年)、『アス』(19年)のプロデューサー、ショーン・マッキトリックが新たに放つパラドックス・スリラーが、『アンテベラム』という邦題で今秋に全国公開することが決定した。

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実力派女優ジャネール・モネイが1人2役に挑戦

本作は、正反対の境遇を生きる女性2人にスポットを当てたパラドックス・スリラー。博士号を持つ社会学者で人気作家でもあるヴェロニカは、優しい夫、愛くるしい幼い娘との幸せな家庭を築き上げていた。ある日、ニューオーリンズでの講演会に招かれた彼女は、力強いスピーチで拍手喝采を浴びる。しかし、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、ヴェロニカの輝きに満ちた日常は突然崩壊し、究極の矛盾をはらんだ悪夢へと反転する…。一方、アメリカ南部のプランテーションで囚われの身となり、過酷な労働を強いられているエデン。ある悲劇をきっかけに、奴隷仲間と共に脱走計画を実行するが…というストーリーが展開される。

公私共に順風満帆の日々を送っていた主人公ヴェロニカが、突如として奈落の底に突き落とされていく様を描きながら、意表を突かれる仕掛けが用意されている。それは外界と隔絶した極限状況下に囚われているエデンという女性をめぐるアナザーストーリー。とある広大なプランテーションの綿花畑で重労働を強いられているエデンは、あらゆる自由を剥奪された奴隷の身だ。理不尽な罠に絡め取られてしまうヴェロニカと、軍服姿の傲慢な白人に常に監視されているエデン。なぜ彼女たちは狙われ、監視され、捕らえられてしまったのか。彼女たちを脅かす正体とは何なのか。そして、パラドックスな迷宮のごとき映像世界の果てに、あらゆる思考が吹っ飛ぶ真実が描き出される。

主演を務めたのは、マッキトリックと共に全米賞レースを沸かせ、『ムーンライト』(16年)、『ドリーム』(16年)で絶賛を博したジャネール・モネイ。グラミー賞候補の常連シンガーでもある実力派女優が、恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンを1人で演じ分けた。

モネイを魅了したオリジナル脚本も手がけたジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツは、異色の経歴を持つ新進気鋭の監督ユニット。人種差別問題などに関する公共広告やドキュメンタリーを製作してきた彼らが、今まさにアメリカを揺るがしている人種や政治の分断というテーマをフィーチャーし、スリラー・ジャンルの常識をも破壊する問題作を完成させた。

今回解禁されたポスタービジュアルは、不安げな表情のジャネール・モネイの顔が黒背景の中央に大胆にレイアウトされたデザイン。その様子からは、暗闇の中に引きずり込まれながら彼女が我々に助けを求めているような感覚を受けるが、血が滴る不気味な蝶に口をふさがれ、まるで彼女の“言葉”が封じ込まれているようだ。

さらに「この悪夢は、本物」というコピーが一層の不気味さを放ち、スリラー映画ファンの期待を煽るようなビジュアルとなっている。また、本編より場面写真が解禁。主人公ヴェロニカが何かにおびえる顔、そしてその背後からは何者かの手が今まさにヴェロニカの口を押さえようと忍び寄っている様子を捉えている。

『アンテベラム』は2021年秋より全国公開。

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