ケンジントン宮殿内のサンクン庭園で除幕式、笑顔で会話し兄弟で共同声明も
1日(現地時間)、イギリス王室のウィリアム王子と弟のハリー王子がロンドンにあるケンジントン宮殿内のサンクン庭園で、母である故ダイアナ元妃のブロンズ像の除幕式に揃って出席した。
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ダイアナ元妃とチャールズ皇太子の間に生まれた兄弟は、ハリー王子が昨年に妻のメーガン妃と王室の公務から退いてアメリカに移住して以来、疎遠になっている。今年に入ってハリー王子夫妻がアメリカのTV番組に出演し、王室批判とも取れる内容を語ったのをきっかけに、関係がさらに悪化したと伝えられていた。
故ダイアナ元妃の60回目の誕生日にお披露目されたブロンズ像は、元妃が生前にこよなく愛した庭園に設置された。
ハリー王子は先月25日(現地時間)にイギリスに帰国し、ウィンザーにあるフロッグモア・コテージで隔離生活を送っていたため、兄と直接再会したのはセレモニー当日だったと思われる。
4月に、祖父であるフィリップ殿下の葬儀に参列して以来の再会となった兄弟は、亡き母が大好きだったワスレナグサやバラ、チューリップ、ラベンダー、スイートピーなどが咲き誇る庭園を並んで歩いた。穏やかな様子で会話しながら笑顔も見せ、2人で除幕を行うと、少年と少女の肩に手を置いて立つ母の彫像に見入っていた。
王子2人はSNSを介して共同声明を発表した。
「私たちの母の60回目の誕生日となるはずだった今日、私たちは彼女の愛、強さと人柄(世界中に良い変化をもたらし、数えきれない人々の生活を良きものに変える力となる資質)を思い出しています。
日々、私たちは母がまだ一緒にいてくれたなら、と思っています。私たちの願いは、この像が永遠に彼女の生涯とレガシーの象徴となることです。
イアン・ランク・ブロードリー、ピップ・モリソンと彼らのチームに、素晴らしい作品に感謝します。今回の実現に力を貸してくれた友人たちや寄付を送ってくださった方々にも感謝します。そして世界中で母の思い出を守り続けてくださっているすべての方々にも」
母への敬意と愛情、彫像を製作したアーティストと庭園デザイナーや今も母を愛する人々への感謝を込めた内容だ。
除幕式には、キャサリン妃もメーガン妃も、王子2人の父であるチャールズ皇太子も「邪魔をしたくない」という理由で出席しなった。チャールズ皇太子はセレモニーが行われている時期はスコットランドに赴いていた。
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