永瀬正敏×河瀬直美監督コンビで新作『光』、目指すはカンヌ!

#河瀬直美

『光』に出演する永瀬正敏(上)と水崎綾女(下)
(C) 「光」製作委員会
『光』に出演する永瀬正敏(上)と水崎綾女(下)
(C) 「光」製作委員会

永瀬正敏×河瀬直美監督という『あん』の黄金コンビで、新たに映画『光』が製作されることがわかった。ヒロインを水崎綾女(みさき・あやめ)が演じる。

[動画]永瀬正敏と樹木希林が共演! 瀬直美監督作『あん』本編映像

本作は、映画というもう1つの人生を観客と共有するべく音声ガイドの制作に携わる美佐子が、ある日、 視覚障害者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン・雅哉と出会う。映画の光に導かれるように2人は、音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも互いの心をゆっくりと通わせていくというストーリー。

永瀬が演じるのは、弱視の主人公・雅哉役。水崎がバリアフリー映画の音声ガイドとして、その光の中に生きる意味を見出していくヒロインの美佐子に扮する。また、美佐子と同じ職場の上司・智子役と劇中映画『その砂の行方』の女優役を、舞台から映画・ドラマへ活躍の場を広げる神野三鈴が、『その砂の行方』の主演と監督役を藤竜也が演じる。

10月16日から奈良市内にてクランクイン。奈良、大阪などでのロケーション撮影の後、11月中旬にクランクアップし、2017年に全国公開予定となっている。

河瀬監督は1997年に『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭新人監督賞(カメラドール)を受賞。その10年後の2007年には『殯の森』で審査員特別大賞グランプリに輝くなど、10年に1度、カンヌで大きな賞を獲得している。はたして、さらに10年後となる2017年にカンヌで最高賞にあたるパルムドールを受賞できるか? その行方にも注目だ。

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