大作漫画『ベルセルク』の作者・三浦建太郎氏が死去 悲しみの声広がる「信じられない」「大ファンでした」

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©三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社
(C)三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社

5月20日、ダークファンタジー漫画「ベルセルク」の作者・三浦建太郎氏が亡くなったことが分かった。同作を連載する青年漫画雑誌「ヤングアニマル」の発行元である白泉社が発表した。

「言葉が見つかりません」ヤングアニマル編集部が悲しみ吐露

同作は、中世のヨーロッパをベースにしたダークファンタジー作品。1989年より連載がスタートし、綿密かつ重厚な絵と壮大なスケールの物語が国内外で人気を博した。2002年には手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞。累計発行部数は約5000万部(全40巻)。劇場アニメやTVアニメも製作されてきた。
白泉社は、公式サイトにて「漫画家の三浦建太郎先生が、2021年5月6日14時48分、急性大動脈解離のため、ご逝去されました。享年54歳でした。三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」と声明を発表。
続けて「三浦建太郎先生の突然の訃報に接し、ヤングアニマル編集部は深い悲しみに包まれています。この受けいれがたい事実をどのように捉えたらいいのか。正直、言葉が見つかりません。思い出されるのは、編集部の人間に会うと、いつも朗らかにご自分の好きな漫画やアニメ、映画の話などを楽しく語っていた時の笑顔ばかりです。我々は三浦先生の怒った顔を見たことがありません。いつも楽しそうな少年のような方でした」と悲しみを吐露。
どうかファンの皆様、関係者の皆様、三浦先生の楽しそうな笑顔を想像していただき、ヤングアニマル編集部と共に静かにご冥福を祈っていただければと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます」とメッセージを送っている。
また「はじめの一歩」の森川ジョージ氏は「三浦健太郎君のご冥福を祈ります。 あまり知られていませんが彼は少年マガジンでデビューなのです。 写真は僕が19の頃の連載で18才の彼が描いてくれた学校です。 寒気がするほどの才能の塊でした。 お互いこの歳まで作家でいられてよかった、と思っていました。 急な知らせでショックです」とツイートしている。
三浦氏の訃報はまたたく間にSNS上で知れ渡り、「信じられない」「ベルセルク未完の大作になってしまった」「絶対忘れない」「本当に大好きで大ファンでした」と悲しみの声が相次いでいる。

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