羌瘣役は清野菜名! 常人離れしたアクションで未体験の筋肉痛“羌瘣痛”になる『キングダム2 遥かなる大地へ』

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羌瘣きょうかい
(C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会

山崎賢人主演の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』にて、羌瘣(きょうかい)役を女優・清野菜名が演じることが分かった。東宝が正式発表した。

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清野菜名「四六時中羌瘣のことを考えて生活してきた」

本作は、映画『キングダム』(19年)の正統続編にして、週刊ヤングジャンプで連載中の同名漫画を原作とする戦国エンターテインメント。天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)と、中華統一を目指す若き王・嬴政(後の秦の始皇帝/吉沢亮)を壮大なスケールで描く。

今回配役が発表された羌瘣は、哀しみの一族とも呼ばれる、千年を超える歴史を持つ伝説の暗殺一族“蚩尤(しゆう)”の1人。特殊な呼吸法を操る“巫舞(みぶ)”により、その身に神を堕として戦う。その姿はまるで舞いのようで、素性は謎に包まれている…という設定のキャラクターだ。原作では人気が高いゆえに、ファンの間では「羌瘣役は誰になるか」と話題になっていた。

制作陣が羌瘣を演じるキャストに求めていたことは「ルックスだけでなく、今まで見たこともないアクションに挑むために持っていなければならない身体能力の高さと素養。さらに羌瘣というキャラクターが持つ哀しみを表現できる高い演技力」であったといい、松橋真三プロデューサーは「全てをはねのけてファンを納得させられるのは、清野さんしかいないと思った」と述べている。

清野自身、クランクインにあたって「普段あまりプレッシャーを感じないタイプだと思っていましたが、今回はプレッシャーを感じています。前作『キングダム』を見たとき出演者みなさんが本当にすばらしく、とても興奮しました。続編に参加させていただけることが本当に光栄です。とにかく一生懸命みなさんについて行って、カッコいい羌瘣を演じられればいいなと思います。期待を裏切らないようにがんばりたい」と語っており、大役を務めることへのプレッシャーを感じながらも羌瘣への強い意志を持って撮影に挑んだという。

単なるアクションではなく、巫み舞ぶと呼ばれる羌瘣特有の舞うような剣術を身につけるため、3ヵ月に及ぶトレーニングを積み重ね、身も心も羌瘣にシンクロさせていった。アクション経験も豊富な清野だが、“人間離れした動き”という羌瘣にしかできないその剣術を表現するため、今まで経験したことのない体の使い方を叩き込んだという。

「ずっと正解のないまま一生懸命もがいている感じでしたが、家にいる時、テレビを見ていてもドライヤーをしていても四六時中羌瘣のことを考えて生活してきたので、徐々にその動きが染みついていった気がします。これまでのアクションではやったことない動きばっかりで、経験したことがない筋肉痛になり、これは“羌瘣痛”だねって(笑)」と撮影時を振り返った。

体の全ての動きを柔軟に使ったしなやかで、どこか神秘的な動きを見せる清野に下村勇二アクション監督は「アクションセンスが本当にすばらしく、ポテンシャルの高さを感じました。普通の俳優では到達できないレベルまで動けるようになり、清野さん以外は誰も演じることができない実写オリジナルの羌瘣が誕生しました」と太鼓判を押す。

演出した佐藤信介監督も「羌瘣の、闇に包み隠された哀しみ、厳しさ、強さ、そうしたものの奥にたぎる情熱を、静かに、時に目にもとまらぬスピードを伴って表現された。思い描いていた羌瘣が、目の前に居ました」と語っている。

さらに、前作に続き黒岩勉と脚本を担当した原作者・原泰久も、自身が考案した羌瘣が重要な役割として描かれているオリジナルシーンを含めて「卓越した身体能力の持ち主の清野さんのアクションは、まさに羌瘣そのものでした。ドラマ部分でも、後半は羌瘣が出てくるだけで涙が溢れました」とコメントを寄せている。清野自身も「スクリーンにどう映し出されるのかすごく楽しみです」と自信をにじませていました。

今回解禁された新ビジュアルからは、どこか哀愁がありそれでいて力強い視線を送る羌瘣の横顔が凛々しい。合わせて、今作で描かれるストーリーも新たに解禁され、信にとっての初陣、大将軍への第一歩でもある蛇甘平原(だかんへいげん)の戦いが描かれることが発表された。

『キングダム2 遥かなる大地へ』は今夏より全国公開。

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