「脳天カチ割る衝撃と快感」「なぜか気づいたら泣いてた」…頭蓋骨にチタン埋め込んだ少女の運命

#RAW〜少女のめざめ〜#TITANE/チタン#アガト・ルセル#ヴァンサン・ランドン#カンヌ国際映画祭#ジュリア・デュクルノー#パルムドール#フランス映画

(C)KAZAK PRODUCTIONS – FRAKAS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINEMA – VOO 2020
(C)KAZAK PRODUCTIONS – FRAKAS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINEMA – VOO 2020

パルムドールほか世界94ノミネート22受賞『TITANE/チタン』

第74回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)、世界各国 94ノミネート22受賞と映画祭・映画賞を席巻中(22年2月9日時点)『TITANE/チタン』が4月1日に全国で公開される。このたび、予告映像と場面写真が公開された。

・長編2作目でカンヌ最高賞奪取! 映画史揺るがす“怪作”に有名監督「脳がブッ飛んだ」と驚愕『TITANE/チタン』

公開された予告映像は、頭蓋骨にチタンプレートを埋め込まれたアレクシア(アガト・ルセル)の狂気をはらんで暴走する姿、哀愁をおびた消防士ヴィンセント(ヴァンサン・ランドン)との出会い、印象的に登場するスポーツカー──意味深で鑑賞意欲をそそる映像が、ゾンビーズの「She’s not there」にのせてモンタージュのようにスタイリッシュに紡いでいく。

予告で示される「愛」とは一体? 合金「チタン」から始まる行先不明の映像体験に、あらゆる感情が揺さぶられる未踏の映画体験を確信させる予告編。「頭をカチ割られていく、衝撃と快感」というVARIETYのレビューを挟み、「信じられない。気づいたら泣いていた」というThe Film Magazineのレビューと共に動画は終わる。

冒頭に掲げた場面写真には、炎があしらわれたスポーツカーの上で悦楽に浸るように横たわる主人公アレクシアの姿が。いったい何がそこまで世界を騒がせるのか、かつてない映像体験を予感させる一枚だ。

パルムドール受賞、レーティングR15+、圧倒的怪作

本作品は、『RAW〜少女のめざめ〜』のジュリア・デュクルノー監督による、どのジャンルにも属さないフランス映画。レーティングR15+。

幼い頃、交通事故の手術により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア。彼女はそれ以来“車”に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。そして遂に一線を越え、その罪により行き場を失ったアレクシアは、ある日消防士のヴィンセントと出会う。今は独りで孤独に生きる彼に引き取られ、ふたりは奇妙な共同生活を始める。だが、彼女は自らの体にある重大な秘密を抱えていた──。

『TITANE/チタン』は、4月1日に全国で公開される。