懸賞金を求め連続殺人鬼を追う父が消えた。佐藤二朗の凄み、清水尋也の不敵の笑み…。

#さがす #佐藤二朗 #清水尋也 #片山慎三 #伊東蒼 2021.11.05

見る者の予想を裏切る衝撃の展開！『さがす』予告映像解禁

『岬の兄妹』で数々の賞を受賞した片山慎三監督の長編2作目にして商業デビュー作、佐藤二朗主演『さがす』の公開初日が2022年1月21日に決定。このたび予告映像が解禁となった。

大阪の下町で平穏に暮らす原田智と中学生の娘・楓。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。そう告げた翌朝、父は娘をひとり残し、姿を消した。孤独と不安を押し殺しながら、娘は父の行方をさがし始めるが、警察は相手にしてくれない。必死に探す楓は、日雇い現場に父の名前があることを知り、その男に声をかけるが……。そこにいたのは、父になりすました見知らぬ若い男。失意に打ちひしがれる楓は無造作に貼られた「連続殺人犯」指名手配チラシを見る。そこにはあの日雇い現場にいた男の顔写真があったー。

本作の監督を務めるのは長編映画監督デビュー作『岬の兄妹』が国内外から高い評価を受け、日本映画界、そして映画ファンに激震を与えた片山慎三。父・原田智を演じるのはマルチに活躍を続ける佐藤二朗。本作ではユーモラスなパブリック・イメージを封印し、姿を消した父の苦悩や矛盾を説得力あふれる演技で表現した。智の娘・楓には『湯を沸かすほどの熱い愛』で映画賞レースを席巻し、現在公開中の映画『空白』での古田新太の娘役や『おかえりモネ』が話題の伊東蒼。指名手配中の連続殺人犯・山内照巳には『東京リベンジャーズ』や『おかえりモネ』など数多くの話題作に出演し、独特の存在感を放ち続ける清水尋也。多彩なキャストによる繊細な演技が、衝撃的な物語に圧倒的なリアリティを与える。

このたび解禁された予告映像では、慎ましいながらも冗談を言い合い楽しく暮らす父・智と娘・楓の姿から始まる。

誰かをさがす智の姿、「目をつぶったらな、悪いことばっかり浮かぶんや」という意味深なセリフ、1万円札を見つめる智。必死にチラシを配り、消えた父を探す娘――。

やがて楓の目の前に現れたのは、父になりすました連続殺人犯・山内だった。「お父ちゃんどこや！」と叫びながら、山内を追いかける楓。「殺したんか？」という楓の追求に山内は「それは有料コンテンツだね」と不敵な笑みを浮かべる。父はなぜ消えたのか、父をさがした先にある驚きの展開とはー。

予告映像に収められた佐藤のなんともいえない可笑しさと底知れない凄みとがせめぎ合う演技は、最高の見せ場といえる。主演・佐藤二朗の新たなる代表作であり、見る者の予想を裏切る衝撃の物語を予感させる映像となっているのは間違いない。衝撃のラストに目が離せなくなるだろう。

映画『さがす』は、2022年1月21日公開。