蓮佛美沙子

大林宣彦の秘蔵っ子が、清楚な女子高生からド派手ヤンキーに大変身!?

 

『いけちゃんとぼく』 蓮佛美沙子インタビュー

映画『いけちゃんとぼく』蓮佛美沙子インタビュー

 

「変わりたい」という気持ちに共感

  • 人気マンガ家の西原理恵子が描いた絵本を映画化した『いけちゃんとぼく』。不思議な生き物・いけちゃんと小学生の“ぼく”ヨシオの交流を軸に、子どもたちの成長、人と人との絆を描いた感動作だ。この映画で、主人公ヨシオの憧れの女性を演じたのが蓮佛美沙子。2007年に巨匠・大林宣彦監督作『転校生−さよなら あなた−』の主演に大抜擢され、才能を開花させた若き演技派に話を聞いた
     
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  • ──主人公ヨシオをはじめ、子どもたちがイキイキと描かれている作品ですが、蓮佛さん自身はどんな子どもだったのでしょうか?
  • 蓮佛美沙子(以下、蓮佛):すごく活発な子どもでした。木登りが大好きで、休み時間になるといつも、校庭の木に登ってました(笑)。
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  • ──映画の中で演じた女子高生ミサエについてお聞きします。最初は清楚な女子高生ですが、途中で心境の変化があり、ヤンキーに大変身してしまいますね。演じてみていかがでしたか?
  • 蓮佛:ミサエは、変わりたい、町から出たい、刺激が欲しいという気持ちがあったからああいう風にハジけて変わってしまったんだと思います。「変わりたい」という気持ちは、私にもなくはないので、共感する部分もありました。
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  • ──外見的な変身ぶりも楽しませていただきました。
  • 蓮佛:衣装合わせの時に、変貌を遂げた自分を見て、監督と一緒に大笑いしました。「すごいね、コレ」って(笑)。それにしてもあれは衝撃的でした。私は普段、全然メイクをしたりしないので、つけまつげも初めてで。メイクの派手さに、まず驚きました。でも不思議なことに、撮影を続けていると慣れてきてしまって、逆に「ここのラメ、足りないんじゃない?」と思ってしまったりもしました(笑)
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  • ──主人公の成長を描いた作品ですが、大人になるってどんなことだと思いますか?
  • 蓮佛:それについては少し前からずっと考えていて……。20歳になったから大人というわけでもないと思うし、自分で自分のことに責任を持てるようになることなのかなって思います。
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  • ──映画では“初恋”も大きなキーワードですが、蓮佛さんご自身の初恋はいつでしたか?
  • 蓮佛:小学校2年生頃に、同じクラスだった男の子が好きでした。面白い子だったんですよ。私を好きだと言ってくれたので、「じゃあ、私も!」って感じで(笑)。もともと仲の良かった子なんですけどね。
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  • ──女優になりたいと思ったのはいつですか?
  • 蓮佛:小学校くらいの頃は見立ちたがり屋で、テレビに出たいと思っていました。でも、(出身地の)鳥取ではなかなかチャンスもなくて。中学校3年生の時にオーディションでグランプリをいただき、2007年の映画『犬神家の一族』でデビューしました。
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  • ──憧れだった女優になってみて、難しいと感じる点はどこですか?
  • 蓮佛:役ごとに難しさは違いますが、今回でいうと、ヤンキーを演じた時に、本番でいきなりテンションを上げて演技しなければならないので難しかったですね。その都度、その作品毎に、壁にぶつかっている気がします。
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  • ──今後、挑戦してみたい役などはありますか?
  • 蓮佛:あまり幅を決めずにやっていきたいと思っています。今までは運命を背負っているような役が多かったので、平凡な明るい女の子の役をやってみたいですね。そういう意味では、今回のミサエ役は楽しんで演じることができました(笑)。
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(09/6/16)

映画『いけちゃんとぼく』蓮佛美沙子インタビュー

れんぶつ・みさこ
1991年2月27日生まれ、鳥取県出身。05年にスーパー・ヒロイン・オーディション MISS PHOENIXでグランプリを受賞し、同年の映画『犬神家の一族』でデビュー。07年『転校生−さよならあなた−』で初主演を果たす。NHKドラマ『七瀬ふたたび』などドラマでも活躍。

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映画『いけちゃんとぼく』蓮佛美沙子インタビュー

 

 

映画『いけちゃんとぼく』蓮佛美沙子インタビュー

 『いけちゃんとぼく』
2009年6月20日より角川シネマほかにて全国公開

(C) 西原理恵子、角川書店、 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会
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