アーチー君の肌の色への懸念を口にしたのは…
3月7日(現地時間)、イギリス王室の公務から退いたヘンリー王子とメーガン妃がアメリカのTV番組に出演。ロング・インタビューで、メーガン妃が自殺を考えていたことなど、爆弾発言が次々と出た。
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アメリカで最も影響力のあるTVホストの1人、オプラ・ウィンフリーが聞き手を務めた2時間の特別番組「Oprah with Meghan and Harry: A CBS Primetime Special」で、メーガン妃は第1子のアーチーくんを妊娠中、生まれてくる子どもの肌の色について、王室側が「懸念」を持っていたと明かした。メーガン妃は黒人の母親と白人の父親の間に生まれている。
夫妻は、第1子に王室の称号を与えられないことも知らされていなかったという。
さらに「生まれてくる子どもの肌はどの程度黒くなるのか、という懸念や会話がありました」とメーガン妃は語った。黒人であるウィンフリーが「誰がそんな話をしたんですか?」とショックを隠さずに問うと、会話の相手を明かすのは「彼らに大打撃を与えますから」と名前は出さなかった。
交際が明らかになると同時に起きたバッシングは結婚後も収まらず、王室でも人種差別に直面しながら数々の公務にあたり、さらにゴシップ報道にも悩まされ続けたメーガン妃は自殺願望を抱いたこともあったという。
キャサリン妃との確執を告白
ヘンリー王子の母であるダイアナ元妃も、生前同じような状況で苦しみ、不幸な最期を遂げた。母を亡くした時はまだ少年だった王子の気持ちを慮り、自殺願望を持つことを恥じたと言いつつも、「もう生きていたくないと思ったんです。はっきりとリアルにそう思いました。そんな恐ろしい考えを常に持っていました」と振り返るメーガン妃は当時、専門家の助けを求めようとしたが、王室に関わる機関から不可能だと言われたという。
メーガン妃は婚約期間中、結婚式の打ち合わせをしていた時に、ヘンリー王子の兄・ウィリアム王子の妻・キャサリン妃に泣かされたことも明かした。
これはかつてタブロイド紙が、メーガン妃がキャサリン妃を泣かせたという報道に対する反論で、ドラマティックな状況で涙を流したのはメーガン妃の方だったという。
メーガン妃によれば、キャサリン妃は「結婚式の数日前、フラワーガールのドレスで何か気に入らないことがあり」、その件で口論になったという。そして、「私は泣かされました。本当に傷つきました」と打ち明けた。キャサリン妃からはその後に謝罪と花が送られてきたので詳細を語るのはフェアではないとしつつも、事実とは違う報道が出てもそのままにしたキャサリン妃について「訂正したいと思ってほしかったです。彼女はいい人ですから」と語った。
エリザベス女王の温かさを絶賛
つらい経験が多かった中、エリザベス女王は「いつも私に対して素晴らしかったです」とメーガン妃は語る。初めて一緒の公務で朝食を共にした際、真珠のイヤリングとネックレスを贈られたという。また、車に同乗したときには膝かけをシェアするなど、女王は「いつも温かく招き入れ、本当に受け入れてくださいました」と振り返った。
一方、ヘンリー王子は父親であるチャールズ皇太子や兄のウィリアム王子との確執に言及。父について「同じような経験をしてきたのに、と思っています。彼は痛みがどんなものか知っているのに」と、愛する父との関係修復に努めたいと語った。
兄との関係についても同様で、「私はウィリアムを心から愛しています。私の兄ですから。一緒に地獄を見てきました。でも私たちは違う道を歩んでいます」と言い、距離があいた現在の関係について「時間がすべてを癒してくれるといいですね」と語った。
王子は、ロイヤルファミリーから退いた決断について亡き母はどう思っただろうかと聞かれて、「彼女はこの結果に非常に怒りを覚えるだろうと思いますが、最終的には、彼女が望むのは私たちが幸せになることだけです」と答えた。
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