「お前が誘ったんだろう」性暴力被害者が声を上げた理由 性暴力を巡る”当たり前”が変わるまで

#ドキュメンタリー#声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-

(C)2026 Tokyo Video Center
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
ドキュメンタリー映画『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
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『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』

「同意なき性交」が犯罪になるまで、日本で何が起きていたのか

勇気をもって自らの声を上げた性暴力サバイバーたちの5年間にわたる歩みを記録したドキュメンタリー映画『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』より、予告編が解禁された。

・ドキュメンタリー映画『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』の場面写真を見る

・誰のための法律なのか──性暴力サバイバーが立ち上がる姿を描いたドキュメンタリー公開

2019年、日本各地で性犯罪の無罪判決が相次いだ。女性が抵抗できない状況にあったと認めながらも、男性が「同意したと勘違いしていた」「女性による明確な抵抗がなかった」「抵抗できたはずなのにしなかった」などとして無罪とされた判決──。

なぜ、加害者に有利な判決が繰り返されるのか。性暴力の被害者は、なぜこれほどないがしろにされ続けているのか。こうした状況に、「これ以上見過ごすことはできない」と人々が立ち上がり、自らの悲しみ、怒り、苦しみを自身の声で語り始めた。

『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』

(C)2026 Tokyo Video Center

その声を受け、「決してなかったことにしてはいけない」との強い思いで撮影を続けたのは、数多くのTVドキュメンタリーを手掛けてきた濱地咲季監督。濱地監督は2019年から、性犯罪に関する刑法改正に取り組む人々を取材してきた。ドキュメンタリー番組の放送を経て、その闘いの記録を長編映画として残すことを決意。さらに取材を重ねて完成させたのが本作だ。

「同意のない性交というだけでは罪に問うことができない」という現実に対し、一人ひとりの声は全国へと広がっていく。実父からの性加害によるトラウマやPTSDに苦しむ女性たち。職場での度重なるセクハラに抗うことができなかったシングルマザー。制度の想定からこぼれ落ちてきた性的マイノリティの人々の被害。男性の被害者もまた、その経験を語り始めた。

言葉にされることのなかった現実が少しずつ共有され、性暴力の根絶を目指す「フラワーデモ」や「#MeToo」、被害者との連帯を示す「#WithYou」などが全国へ拡大していく。そしてついに2023年7月の刑法改正へと社会を動かし、「同意のない性交は犯罪である」と明確化されたのである。

今なお、性暴力は根絶していない。しかし、5年にわたる撮影は、勇気をもって声を上げた一人ひとりの声の連鎖が社会に刻んだ、大きな一歩を記録している。

『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』

女性が同意していたと勘違いしていたとして無罪。女性による明確な抵抗がなかったとして無罪──。衝撃的な言葉で始まる本予告編は、2019年、日本各地で相次いだ性犯罪への無罪判決を受け、全国で悲しみや怒りを自らの声で語り始めた人々の姿を映し出す。

肉親からの性暴力や、幼い身体と心が受けた傷、そして「お前が誘ってきたんだろう」と責任転嫁する声──。花束を手に、口にできなかった自身の被害をぽつぽつと語り始める人々。その声に耳を傾け、「#MeToo」「性暴力を許さない」と掲げたプラカードとともに寄り添う人々。本予告編には、孤立していた“声”が誰かのもとへ届き、社会へとつながっていく決定的な瞬間が映し出されている。

『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』は2026年8月1日公開。