『エブエブ』アカデミー賞最多11ノミネート! 出演俳優は喜び爆発「叫びすぎて声が出なくなりそう」
#アカデミー賞#エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス#第95回アカデミー賞#イニシェリン島の精霊#キー・ホイ・クァン#ジェイミー・リー・カーティス#フェイブルマンズ#ミシェル・ヨー
『イニシェリン島の精霊』は作品賞、監督賞ほか9ノミネート
第95回アカデミー賞のノミネーションが24日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(3月3日公開)が作品賞や監督賞、主演女優賞、助演男優賞など最多11ノミネートを獲得した。
・レジェンド女優ミシェル・ヨーと『グーニーズ』元子役がゴールデン・グローブ賞を初受賞
ミシェル・ヨーが主演し、かつて『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』『グーニーズ』で活躍した人気子役だったキー・ホイ・クァンのカムバックが話題を呼んだ同作は、前哨戦でも順調に受賞を続けている。今回は助演女優賞にもジェイミー・リー・カーティスとステファニー・スーがノミネートされるなど10部門11ノミネートとなった。
クァンは自身のインスタグラムに「信じられないような名誉を与えて映画芸術科学アカデミーに大声でお礼をいいます。あまりに大声で叫んでいるので、今日の終わりには声が出なくなりそうです。おめでとうと言ってくれた皆さん、そしてこの素晴らしい旅を一緒に歩んでくれた皆さん、ありがとうございます。とても感謝しています。私の人生で最も幸せな1日の1つです。EEAAO(作品原題の略称)ファミリーの皆さん、11ノミネーションおめでとう。そして最後に、歴史的なノミネートを受けた私たちの家長、ミシェル・ヨーに、おめでとう。乾杯」と綴った。
ジェイミー・リー・カーティスはノミネーション発表生中継を見ながら、自分の名前が呼ばれた瞬間の様子をインスタにアップし、「サプライズとはこういう形をしています!」と喜びを綴った。
次いで9ノミネートとなったのは『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督の『イニシェリン島の精霊』(1月27日公開)、ドイツ映画『西部戦線異状なし』(Netflixで配信中)だ。作品賞、主演男優賞などで候補の『エルヴィス』(公開中)が8部門、作品賞、監督賞ほか7部門ノミネートの『フェイブルマンズ』(3月3日公開予定)が続く。
10本選出された作品賞候補には『トップガン マーヴェリック』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』という大ヒット作も入った。パンデミックで劇場から足が遠のいていた観客を呼び戻し、妥協しない技術を駆使した大作2本は技術部門で評価され、『トップガン〜』は6部門、『アバター〜』は4部門ノミネート。
黒澤明監督の名作をノーベル賞作家のカズオ・イシグロの脚色によってリメイクした『生きる LIVING』は脚色賞と共にビル・ナイが主演男優賞にノミネートされた。
第95回アカデミー賞授賞式は3月12日(現地時間)に開催される。
ノミネーション結果は以下の通り。
<作品賞>
『西部戦線異状なし』
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
『イニシェリン島の精霊』
『エルヴィス』
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
『フェイブルマンズ』
『TAR/ター』
『トップガン マーヴェリック』
『逆転のトライアングル』
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
<監督賞>
マーティン・マクドナー(イニシェリン島の精霊)
ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)
スティーヴン・スピルバーグ(フェイブルマンズ)
トッド・フィールド(TAR/ター)
リューベン・オストルンド(逆転のトライアングル)
<主演男優賞>
オースティン・バトラー(エルヴィス)
コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊)
ブレンダン・フレイザー(ザ・ホエール)
ポール・メスカル(Aftersun /原題)
ビル・ナイ(生きるLIVING)
<主演女優賞>
ケイト・ブランシェット(TAR/ター)
アナ・デ・アルマス(ブロンド)
アンドレア・ライズボロー(To Leslie/原題)
ミシェル・ウィリアムズ(フェイブルマンズ)
ミシェル・ヨー(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)
<助演男優賞>
ブレンダン・グリーソン(イニシェリン島の精霊)
ブライアン・タイリー・ヘンリー(その道の向こうに)
ジャド・ハーシュ(フェイブルマンズ)
バリー・コーガン(イニシェリン島の精霊)
キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)
<助演女優賞>
アンジェラ・バセット(ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー)
ホン・チャウ(ザ・ホエール)
ケリー・コンドン(イニシェリン島の精霊)
ジェイミー・リー・カーティス(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)
ステファニー・スー(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)
<脚本賞>
『イニシェリン島の精霊』(マーティン・マクドナー)
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート)
『フェイブルマンズ』(スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー)
『TAR/ター』(トッド・フィールド)
『逆転のトライアングル』(リューベン・オストルンド)
<脚色賞>
『西部戦線異状なし』(エドワード・ベルガー、レスリー・パターソン、イアン・ストーケル)
『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(ライアン・ジョンソン)
『生きる LIVING』(カズオ・イシグロ)
『トップガン マーヴェリック』(ピーター・クレイグ、ジャスティン・マークス、アーレン・クルーガー、クリストファー・マッカリー、エリック・ウォーレン・シンガー)
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(サラ・ポーリー)
<国際長編映画>
『西部戦線異状なし』(ドイツ)
『アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判』(アルゼンチン)
『クロース』(ベルギー)
『EO イーオー』(ポーランド)
『The Quiet Girl』(原題/アイルランド)
<長編ドキュメンタリー>
『All That Breathes』(原題)
『All the Beauty and the Bloodshed』(原題)
『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』
『A House Made of Splinters』(原題)
『ナワリヌイ』
<長編アニメーション>
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
『Marcel the Shell With Shoes On』(原題)
『長ぐつをはいたネコと9つの命』
『ジェイコブと海の怪物』
『私ときどきレッサーパンダ』
<撮影賞>
『西部戦線異状なし』(ジェームス・フレンド)
『バルド、偽りの記録と一握りの真実』(ダリウス・コンジ)
『エルヴィス』(マンディ・ウォーカー)
『エンパイア・オブ・ライト』(ロジャー・ディーキンズ)
『TAR/ター』(フロリアン・ホーフマイスター)
<編集賞>
『イニシェリン島の精霊』
『エルヴィス』
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
『TAR/ター』
『トップガン マーヴェリック』
<メイクアップ・ヘアスタイリング賞>
『西部戦線異状なし』
『THE BATMAN―ザ・バットマンー』
『ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー』
『エルヴィス』
『ザ・ホエール』
<美術賞>
『西部戦線異状なし』
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
『バビロン』
『エルヴィス』
『フェイブルマンズ』
<音響賞>
『西部戦線異状なし』
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
『THE BATMAN―ザ・バットマンー』
『エルヴィス』
『トップガン マーヴェリック』
<視覚効果賞>
『西部戦線異状なし』
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
『THE BATMAN―ザ・バットマンー』
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
『トップガン マーヴェリック』
<衣装デザイン賞>
『バビロン』(メアリー・ゾフレス)
『ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー』(ルース・E・カーター)
『エルヴィス』(キャサリン・マーティン)
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(シャーリー・クラタ)
『ミセス・ハリス、パリへ行く』(ジェニー・ビーヴァン)
<作曲賞>
『西部戦線異状なし』(フォルカー・ベルテマン)
『バビロン』(ジャスティン・ハーウィッツ)
『イニシェリン島の精霊』(カーター・バーウェル)
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(サン・ラックス)
『フェイブルマンズ』(ジョン・ウィリアムズ)
<歌曲賞>
Applause(Tell It Like a Woman/原題)
Hold My Hand(トップガン マーヴェリック)
Lift Me Up(ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー)
Naatu Naatu(RRR)
This Is A Life(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)
<短編実写映画賞>
『An Irish Goodbye』(原題)
『Ivalu』(原題)
『Le Pupille』(原題)
『真冬のトラム運転手』
『The Red Suitcase』
<短編アニメーション賞>
『ぼく モグラ キツネ 馬』
『The Flying Sailor』(原題)
『Ice Merchants』(原題)
『My Year of Dicks』(原題)
『An Ostrich Told Me The World Is Fake and I Think I Believe It』(原題)
<短編ドキュメンタリー賞>
『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』
『Haulout』(原題)
『How Do You Measure a Year?』(原題)
『マーサ・ミッチェル -誰も信じなかった告発-』
『Stranger at The Gate』(原題)
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