タイトルから想像もつかない！未婚者徴兵制をとる理想郷…“カミサマ”の国

#いとうあさこ #ディストピア #ファンタスティック映画祭 #佃典彦 #保永奈緒 #北京国際映画祭 #大方斐紗子 #宍戸開 #東京国際映画祭 #鈴木さん 2021.12.10

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世界で大反響を呼んだディストピア映画『鈴木さん』

第25回ブチョン国際ファンタスティック映画祭や第11回北京国際映画祭などの海外の国際映画祭で映画賞を受賞、第33回東京国際映画祭でも上映され大きな反響を呼んだディストピア映画『鈴木さん』が来年22年2月4日より公開される。このたび、ポスタービジュアルが公開された。

日本で2番目に多い姓であり、人口の1.44%を占めるとされる「鈴木」。「鈴木さん」とは誰なのか？「鈴木さん」とは何なのか？本作品は、多くの人がタイトルから想像・予想しうるいかなる作品世界をも裏切る、かつてない日本映画だ。

物語の舞台となるのは、現人神である“カミサマ”を国家元首にいただく、とある国。しかし“カミサマ”が国民の前にその姿を見せなくなってから、20年が経っている。

この国では、少子化対策のため、未婚者徴兵制が敷かれている。国民全員が個人番号で管理され、多くの国民がこの国を理想郷だと思っている……。

そんな国で、介護士として生計をたてるよしこと彼女の前に突如として現れる謎の男との出会いから物語が始まる。

いとうあさこが廃ラブホで介護施設を運営

作品の舞台は、国家元首 “カミサマ”のもと、美しく輝く某島国の某町。少子化にあえぐその町では、市民投票により、未婚者は市民権を失うという条例が制定される。そこで、廃ラブホテルで介護施設を営むよしこは、迷い込んできた中年男性と結婚しようとするが……。

メガホンをとったのは、佐々木想。自主制作映画『ぴゅーりたん』が09年第31回ぴあフィルムフェスティバルに入選したほか、第28回バンクーバー交際映画際にてドラゴン&タイガー・ヤングシネマ・アワード（アジア新人監督賞）にノミネートされた新進の監督だ。

主演はお笑いタレントのいとうあさこ。共演に、佃典彦、大方斐紗子、保永奈緒、宍戸開など、個性的な俳優陣が顔を揃える。さらに、本作品の支援を募るクラウドファンディングがMotionGalleryで来年22年1月24日まで行われている（https://motion-gallery.net/projects/suzukisan）。

『鈴木さん』は、来年22年2月4日より公開される。