磯村勇斗、末澤誠也の中に「悪魔的な人がいる」!? W主演『mentor』で知ったミステリアスな素顔とは
#Aぇ! group#mentor#吉田恵輔#末澤誠也#磯村勇斗#綾野剛
末澤の意外な一面に磯村が驚き「一体何を考えている人なのか」
映画『mentor』のジャパンプレミアが、9月30日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、W主演を務める磯村勇斗と末澤誠也(Aぇ! group)、共演の綾野剛、吉田恵輔監督が登壇。撮影中の裏話や本作の魅力をたっぷりと語り、会場を巻き込んで大いに盛り上がるステージとなった。
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少年時代に花火遊びをきっかけに火事を起こした罪の意識を、アーチェリー選手としてオリンピック日本代表になる夢を追いかけることで封印しながら日々を過ごす益子龍之介を演じた磯村は、「ようやく『mentor』を皆さんにお披露目できる事に、僕自身も嬉しく思います。本当に楽しく、笑える映画になっていますので、ごゆっくりご鑑賞ください」と、映画本編の上映を心待ちにする観客に向かって挨拶。
龍之介とともに火事を起こしてしまい、罪の記憶から抜け出せず陰鬱な日々を送る中、自分を包み込んでくれた埜本を“メンター”として心酔していく上谷拓海を演じた末澤は、「一足先に皆さんに観ていただけるという事で、反応が楽しみですし、観終わった際に皆さんがどのような感情になられているのかとても気になります」と、この日を心待ちにしていた様子をのぞかせた。
また、15年前の火事で妻子を失いながらも、火事を起こした二人の前に再び現れ、恨み言どころか驚くほど優しく接するものの、その優しさの裏に何を抱えているのか分からない埜本潤を演じた綾野は、「皆さんに作品をお届けできるのが嬉しく、この貴重な2時間を本作にお預けくださったことに大変感謝申し上げます」と喜びを込めてコメント。
吉田監督は、MCから「人間描写の鬼」と紹介されると、「はい、鬼です!」と照れ笑いを交えながら、「今回は観てくれた方々がどう思われるのか全くわからない、謎の作品ができました。皆さんの率直な意見が聞きたいです」と、鑑賞後の反応に興味津々の様子だった。
役を演じるにあたり、練習を重ねてアーチェリーに初挑戦した磯村は、「ずっとやりたかったスポーツだったので、熱意を持ってトライすることができました」と振り返るも、吉田監督からの無茶ぶりがあったことが判明。本番では70メートル先から矢を放ち、見事に的中させたものの、「当初50メートルで矢を放つ予定で体作りや部品などの準備を進めていたんですが、撮影初日に監督からいきなり『70メートルでもやろうよ!』と言われまして。急に色々と再調整をすることになって、思わず『この監督ヤバいな…』と思ってしまいました(笑)」と舞台裏を明かした。当の吉田監督は、「でもちゃんとできていたからね! さすがスターです!」と、とぼけて笑いを誘っていた。

単独では初主演となる末澤は、「撮影に入る前は、綾野さんと磯村君の間でお芝居をするのが怖かった」と心境を打ち明けると、磯村と綾野はすかさず「どこが怖いの!?」と笑いながら詰め寄る一幕も。末澤を「怖いですよ! その言い方!」と怯えさせたが、磯村は「現場には役者・末澤誠也がいました。完全に上谷拓海役にハマっていると思ったし、心強かった。一緒にW主演を務めることができて楽しかったです」と賛辞を送った。
次に、約3時間にも及ぶ特殊メイクを施された別人級の綾野の姿に話題が移ると、体重をマックスに上げている時期だったこともあり、綾野は「末澤君と僕のカットバックを撮る際に、僕の広背筋で末澤君が映らず…。同じ距離では撮れないという状況になってしまった。僕ナメで撮りたいのに、僕の広背筋しか映っていないという」と、思わぬ弊害が起きていたことを告白。
そんな綾野と対峙した末澤は、「初めて現場でお会いした時に『デカッ!』と。体の厚みが凄かった」と振り返った。プライベートでも親交の深い磯村も、「笑ってしまうくらい違う人がいました。これまで剛さんの色々な役を見てきましたが、まだ出してないものがあるんだと。武器をいくつ隠しているんだ!?と思いましたし、現場で見ていて面白かったです」と目を丸くしていた。
一方、かねてより磯村の主演作に出演したかったという綾野は、「彼とは色々な作品で共演させて頂く中で、彼が主役をやる時に自分がその作品に参加することを目標にしていたので、今回は念願叶って嬉しかった」と喜び、末澤については、「そこに末澤君という新しいパートナーが入って来てくれて、彼のオリジナルな部分を作品と役に投影している姿を見て感銘を受けました。彼にしかできないものがたくさん詰まっています」とW主演の“イソスエ”コンビを称賛。
この言葉を受けて、磯村は「僕らとしては劇中でも、そして役者としても剛さんはメンターのような存在だった」、末澤も「現場でもメンターのように引っ張ってくださった」と語り、互いに感謝し合う一幕もあった。
さらに、吉田監督はキャスティングに話が及ぶと、「脚本を書いていると自然と顔が浮かんだ。ただ上谷拓海だけが自分のリストの中に出て来なくて、プロデューサーから紹介された。末澤さんを見た時に『ちょうど良い奴、見つけた!』と思った。綾野さんと並べると子犬が付いて行くような感じで微笑ましい気持ちになる。ほんと、ちょうど良い人がいて良かった!」と、ベストな配役だと胸を張った。

また、自宅で何度も練習したという末澤の土下座シーンについて、末澤は「土下座って何種類もあるんだと今回気付きました。あんなに鏡前で土下座練習をしたのも初めて。そもそも土下座なんて絶対にしない方が良いので、これ以上土下座することはないだろうと思いながらも、どうしたら拓海らしく色々な土下座ができるだろうかと考えていました」と、熱心に研究を重ねたことを報告。
綾野は「最高でした。末澤君の土下座のレパートリーに僕らが耐え切れずに現場を止めるという。こんなに腰の位置って上がるんだ!?と思ったりして。末澤君が一切遊びなしのフルスイングでやるから、効果的な力を発揮している気がした」と感動した様子を見せた。すると末澤は、「全て土下座に注いでやっていたけれど、お二人が笑ってNGを出されるので…。何回か『ちょっと、先輩…』とは思っていましたけれど」とぶっちゃけ、会場は笑いに包まれた。
ここで、3人のキャラクターがどこかちょっとおかしいという映画の内容にちなみ、「この中でちょっとだけおかしいのは誰?」という企画を実施。すると、磯村は末澤を、末澤と綾野は吉田監督を、吉田監督は綾野を指名する結果となった。
吉田監督を選んだ末澤の「監督は発想がすごく面白い。どういう脳みそならそんな発想が出てくるのか?」という素直なコメントに対し、綾野は「だって監督はド変態じゃないですか!」とバッサリ。さらに、吉田監督は「綾野さんは普通に変な人」と答え、ある種の相思相愛ぶりが明らかになる場面もあった。
また、磯村は「末澤君は背後にもう一人、スタンドみたいなものが絶対にいる。話していても会話はできているけれども、そこに芯がまったくないから」と辛口な回答を披露。末澤が「どういうこと!?」と困惑すると、磯村は「悪魔的な人がいる。土下座したり、奇声あげたりする演技が終わった後に急に顔が普通になるから。一体何を考えている人なのだろうかと思った」と解説した。
これに末澤が「集中していたんです!」と訴えると、綾野が「末澤君は明るさとミステリアスさが上手く共存しているように見えないから、余計そう感じたのかも。そういうちょっとしたズレはオリジナリティーがあるようでカッコいい。新ジャンルで僕は興味津々」と語り、末澤は「全部綾野さんが言ってくれた! こういう風に言って欲しい!」と溜飲を下げていた。
最後に、W主演の末澤は「試写を観てくださったスタッフさんからは色々な意見を頂いて、しかもその感想が皆さんバラバラでした。人によって映画を観終わった際の気持ちが違う作品だと思うので、このおかしな3人を楽しんで、各々が感じた感想をSNSなどで呟いていただけたら」と期待を込めた。
同じく磯村も「トライアングルの人間関係を堪能していただきたいです。また、この作品は僕の地元・静岡で撮影しました。静岡からとんでもないエンターテイメントが、化け物が生まれたと思っています。隣の人のことを気にせずに、声を出して笑って楽しんで観ていただけたら嬉しいです」と熱いメッセージを贈り、大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。
『mentor』は2026年10月16日より全国公開。
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