暗がりにうっすらと浮かぶ“何か”…Jホラー・ブームを巻き起こした巨匠の挑発的な最新作

#Jホラー#ザ・ミソジニー#ホラー#中原翔子#横井翔二郎#河野知美#高橋洋

(C)2022『ザ・ミソジニー』フィルムパートナーズ

不気味な洋館で母親殺しの事件を演じる2人の女優が見たものとは?

ホラー映画の巨匠・高橋洋監督長編最新作『ザ・ミソジニー』が、9月9日より全国順次公開される。これに先駆け本作の本予告編が解禁された。

・不気味な洋館で呪われた事件を演じる2人の女優。憑依したのは「役」か「霊」か!?

女優で劇作家のナオミは一夏借りた山荘に、かつて自分の夫を略奪した女優ミズキを呼び寄せ、芝居の稽古を始める。題材となるのはある謎めいた母親殺しの事件だった。マネージャーの大牟田とともにやって来たミズキは、母親を殺した娘の役を演じるにつれ、事件が起きたのはこの屋敷ではないかと疑い始める……。

高橋監督は90年に脚本家としてデビューしたのち、中田秀夫監督『女優霊』(95年)『リング』(98年)『リング2』(99年)の脚本を手掛け、 世界中にJホラー・ブームを巻き起こした。『ソドムの市』(04年)で初長編を監督後は、コンスタントに監督作を発表し続け、18年には『霊的ボリシェヴィキ』を公開している。本作『ザ・ミソジニー』は高橋監督4年ぶりの長編最新作となり、中原翔子、河野知美、横井翔二郎らが出演した。

解禁された本予告編では、河野演じる女優ミズキが、横井演じるマネージャーの大牟田とともに山荘を訪れる場面から始まる。何かが蠢く洋館の不気味な気配や、中原演じる劇作家ナオミの佇まい、そして暗がりにうっすらと浮かぶ「何か」などにJホラーを牽引してきた高橋監督の作家性が強く窺える仕上がりとなっている。さらに最後に浮かぶ業火に包まれた顔とおぼしきビジュアルが、挑発的なタイトルとも相まって本編への期待をそそる。

『ザ・ミソジニー』は9月9日より全国順次公開される。

INTERVIEW