嵐莉菜が行き場所の無い怒りを抱え、初めて父親に反抗するクルド人に!

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(c)2022「マイスモールランド」製作委員会

愛は国境越え!? 奥平大兼との胸キュンシーンも!

是枝裕和監督率いる「分福」気鋭の新⼈監督・川和⽥恵真監督による商業映画デビュー作『マイスモールランド』が公開中。この度、⾃⾝の将来の夢も当たり前の⽇常も、全てを突然奪われた17歳の主人公サーリャの、行き場所の無い怒りを感じさせるシーン映像が公開された。

・嵐莉菜、奥平大兼に告白 戸惑いながらもお互いの気持ちに寄り添う/映画『マイスモールランド』本編映像

⽇本での在留資格を失うことによって、⾃⾝の将来の夢も、これまでの当たり前の⽇常も全てを突然奪われたサーリャ(嵐莉菜)。

「なんで会ったらダメなの?」

「なんでこんなことしなきゃダメなの?」

東京に住む少年・聡太(奥平⼤兼)と会っていることを⽗から咎められたことをきっかけに、あらゆる不満が爆発する。

「お前はクルド⼈なのだ。どこにいても、クルド⼈だ」

「祈りに理由はいらない」

⽗はたしなめるが、気持ちがおさまらないサーリャは、初めて⽗に反抗的な態度を取り、頬を打たれてしまう。社会からの理不尽な現実を突きつけられた彼⼥が、その行き場所の無い怒りを表すシーンとなっている。

ベルリン国際映画祭ジェネレーション部⾨のヘッドプログラマーのセバスチャン・マルクトが「世界共通のテーマである現代社会の⽭盾を、とても美しく、映画らしい構成で物語に練りこんでいる」と称えた本作品。

海外メデイア「VERDICT」に掲載されたレビューには、「川和⽥監督の『マイスモールランド』はあくまでフィクションとして、彼⼥⾃⾝がダブルとして⽣きる経験から、クルド⼈全体を描くのではなく、1⼈の⾼校⽣であるクルド⼈に焦点をあてる。彼⼥が⽣きる⽇本社会の中で、希望や夢を持ち、⽬の前の困難に立ち向かう状況を描いた特別な映画である。⽇本当局の⾮⼈道的な難⺠政策を厳しく批判する⼀⽅で、17 歳の少⼥が⾃分の感情や、複数のアイデンティティによってもたらされる責任と対峙する姿を感動的に描いており、注⽬されるべき作品」と既に海外からも高く評価されている。

映画『マイスモールランド』は公開中。