100%共感できない主人公、だけど痛快!

“完璧なケア”で裁判所からの信頼も厚い法定後見人のマーラ・グレイソン。だが、その正体は合法的に高齢者の資産を搾り取る悪徳後見人だった! デヴィッド・フィンチャー監督の映画『ゴーン・ガール』(14年)で失踪した妻エイミーを演じたロザムンド・パイクの新たなる最高傑作が誕生! 第78回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカルコメディ)にも輝いた映画『パーフェクト・ケア(原題:I Care A Lot)』の日本公開が決定し、2021年12月3日より3週間限定公開&デジタル配信が開始される。本作より、予告編が解禁となった。

癒しのリゾートで異様な光景が…。ニコール・キッドマンの美しささえ不気味なミステリー・スリラー

公開された映像では、とある家のドアを強く叩く主人公のマーラが「裁判所の決定で、あなたは要保護と」と伝えるシーンから始まる。「人違いでは?」と笑顔で答える住人だったが、後見人に選ばれたと書類を渡すマーラ。「私はマーラ・グレイソン、ケアが私の天職」と笑顔で自己紹介するも、次の場面では裁判所が映し出され「彼女は母を無理やりホームに入れ、財産を奪った」と訴えられる場面に。

整いすぎたボブヘアで「誠心誠意のケアをするのが私の仕事」と話すマーラ。次の瞬間、にやりと不敵な笑みを浮かべる姿に、ケアの裏に下心があることを伺わせる。次々と狙っては、資産を絞り取ることに成功していたが、そんな彼女にも運のツキが!

先の見えない展開に、目が離せない!

法定後見人のマーラ(ロザムンド・パイク)は、判断力の衰えた高齢者を守り、ケアすることが仕事だ。常にたくさんの顧客を抱え、裁判所からの信頼も厚いマーラだが、実は彼女は裏で医師や介護施設と結託して高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人だった。パートナーのフラン(エイザ・ゴンザレス)とともにビジネスは順風満帆。まさに“アメリカン・ドリーム”を手に入れたマーラだったが、突如その目前に暗雲が立ち込める。新たに獲物として狙いを定めた資産家の老女ジェニファー(ダイアン・ウィースト)をめぐって、次々と不穏な出来事が発生し始めたのだ。

そう、身寄りのないはずのジェニファーの背後にはなぜかロシアン・マフィア(ピーター・ディンクレイジ)の影が! 迫りくる生命の危機、まさに絶体絶命。「私に“負け”はない」と豪語するマーラの運命は果たして―!?

『パーフェクト・ケア』は2021年12月3日より3週間限定公開&デジタル配信が開始。