中山美穂、12年ぶり主演作の会見で「今、とっても緊張しています」

中山美穂(右)と西島秀俊(左)
中山美穂(右)と西島秀俊(左)
中山美穂(右)と西島秀俊(左)
写真左から、石田ゆり子、西島秀俊、中山美穂、イ・ジェハン監督
中山美穂
西島秀俊
石田ゆり子

中山美穂、12年ぶりの映画主演作となる『サヨナライツカ』の完成報告会見が、10月27日にマンダリン オリエンタル 東京で開かれ、中山のほか、西島秀俊、石田ゆり子、イ・ジェハン監督が登壇した。

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『サヨナライツカ』は、中山の夫である辻仁成の原作小説をベースにした、切なくも美しいラブストーリー。久しぶりの主演作について中山は、「すごく久しぶりだと思うのは、今この瞬間。こういう風にカメラがたくさんある場所に出るのが久しぶりなので」と語り、逆に撮影現場では「不思議とブランクを感じることなく演じさせてもらった」と、スタッフや共演者の温かさに助けられたと振り返っていた。

その久しぶりの記者会見について、「楽しんでるか、緊張しているか」と問われると、「今の気持ちは、とっても緊張しています」と答えた中山。また、家庭を持つ前と後とでは、愛に対する思いが変わったかとの質問には、「子どもができてから世界との関わり方が変わってきた。生きていること自体が、世界と関わっていると思えるようになった」と答えていた。

今回、12年ぶりに映画出演を決めた理由については、監督から出演依頼があったことを明かし、「最初の頃は自分で演じるとはあまり思っていなかった」と話す。だが、その後、「眠っていた過去の思いのようなものが甦ってきて、どうしても演じたいと思うようになり、沓子のような自由奔放な役をやりたいと思った」と、自分の中に眠っていた“女優・中山美穂”が、この作品に出会ったことで目を覚ましたことを告白。

そんな中山扮する自由奔放な沓子と、石田扮する貞淑な光子との間で、気持ちが揺れ動く豊を演じているのが西島。個人的には、2人のどちらに惹かれたかと聞かれ、「難しい質問ですね。両方が一番いいんですけどね」と本音をもらし、場内を沸かせると、「豊が2人の間で揺れ動いた気持ちは、本当によくわかる。どちらも魅力的な女性で、僕が豊でもやはり揺れ動いたと思います」と見事な受け答えで、さらに場内を沸かせていた。

最後に監督が「日本のみなさんへのプレゼントを撮るような気持ちで作りました。1つひとつのシーンを気持ちを込めて撮影したので、ぜひ、大勢に見てもらいたい」と、この映画に込めた思いを語ると、中山も「スケール感のある壮大なラブストーリーに仕上がりました。この作品が、大切な人と愛について語れるきっかけになれれば」と映画をアピールしていた。

『サヨナライツカ』は2010年1月23日より、新宿バルト9ほかにて全国公開となる。

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