満島ひかり「恋愛模様がありすぎかな」と共演の後輩たちに苦言

『ハロー!純一』のスタッフ・キャストたち
『ハロー!純一』のスタッフ・キャストたち

子どもたちの生き生きとした姿を描いたラブコメディ『ハロー!純一』の記者会見が11月27日に世田谷ものづくり学校で行われ、子役たちと満島ひかり、石井克人監督らが撮影裏話などを語った。

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同作は、石井監督の「世界中の子どもたちに映画や映画館を好きになってもらいたい。だから子どもたちにプレゼントを贈る気持ちで」という考えに賛同して集まったスタッフ・キャストが作り上げた作品で、破天荒な教育実習生のアンナ先生と小学生たちの交流を描き出す。

また、石井監督の思いが込められた「小学生の料金は0円」という業界初の試みも話題となっている。

この日は子どもたちが司会進行に挑戦。劇中でアイドルを目指す“田中さん”を演じた佐々木りおから演技の評価を聞かれた満島は「私はアイドルは卒業しましたが、タンカを切るところとさびしそうなところのギャップがよかったと思います。芝居なのか芝居じゃないのか分からなくなるような場面もあって」と高評価。

また満島は子どもたちに、「撮影中にみんなの間に恋愛模様がありすぎかなとは思いました。そこは仕事なのでしっかりしないと」と苦笑い。先輩として、仕事と恋の区別について的確なアドバイスを授けていた。

ドラマ『Woman』など子どもと共演する作品も多い満島は「大人よりも子どもと芝居をする方が好きなんです」とコメント。石井監督との仕事については「石井監督と一緒なら楽しく撮影ができるし、この映画の企画に共感して、少しでもお手伝いできたらと思いました」と語ってから、「石井組の作品ではいつも巻き髪にハイヒールでミニスカートを履いていますが」と苦笑いしていた。

本作は、もともと石井監督のポケットマネーで作られた自主映画で、監督は当初、小規模公開を考えていたという。だがスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに相談したところ、「“君には宣伝は無理だよ”と言われて(笑)。その場で(本作の配給元となった)ティ・ジョイの紀伊宗之さんを紹介していただきました」と全国95館の拡大公開になった経緯を振り返った。

映画について満島は「ここにいる皆がレッスンしているところから見ていて、役柄なのか本人なのか分からないエネルギーを感じました。見終えた後、もう1回見たいと思える作品です」とアピールしていた。

『ハロー!純一』は2014年2月15日より全国公開される。なお、小学生以下が0円で鑑賞する場合は保護者(成人以上)の同伴が最低1人必要となる。

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『ハロー!純一』作品紹介

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