倉科カナ、もし彼氏を名乗る男が現れたら?「戸惑うけど、受け入れちゃいます」

倉科カナ
倉科カナ
倉科カナ
長澤雅彦監督(左)と倉科カナ(右)
左から長澤雅彦監督、倉科カナ、中野裕太、岩井俊二

倉科カナが交通事故の後遺症で10年分の記憶を失い、頭のなかだけが17歳に逆戻りしてしまった27歳の主人公・志村朔美役を演じた『遠くでずっとそばにいる』。この映画が6月15日に公開となり、ユーロスペースで行われた初日舞台挨拶に倉科のほか、中野裕太、岩井俊二、長澤雅彦監督が登壇した。

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倉科は「今日は本当にありがとうございました。気に入ってくれたら、いろんな人に勧めてくれると嬉しいです」と挨拶。倉科扮する朔美の元恋人役を演じた中野も「この場に立てて嬉しいです。楽しんでください」と語った。

その中野は監督から「何もやるな」と言われていたそうで、「何もやらないと画のなかにいる意味もなくなってしまうので困りました。いろいろ考えて、倉科さん演じる朔美のことをすごく愛していると思って、それを監督に話したら『そうでもない』と言われ」と思い出し笑い。

一方、倉科は主演のプレッシャーについて「今日を迎えられて、あのとき頑張って良かったなーって思っています」と話すと、「監督からの注文で覚えていることは?」との質問には、「私も朔美と同じですぐ忘れてしまうので、何も思い出せないです」と話し笑いを誘っていた。

また、長澤監督とは自身の会社であるロックウェルアイズを立ち上げたときからの仲間と話す岩井は、今回、自分の作品以外で初めて長編劇場映画の音楽を手がけるに至った経緯を尋ねられると、「撮影監督の故・篠田昇さんの命日で毎年会ったりしていて『音楽発注していいですか?』って言われ、冗談だと思って『いいですよ!』って言ったら本当に発注が来た感じです」と話した。

この日は舞台挨拶とは別に、囲み取材も行われ、「記憶をなくして、もし彼氏を名乗る男が現れたら?」という質問に倉科は「戸惑いますけど、受け入れちゃいますね」と答えていた。

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