シングルファザーものや家政婦ものもBLの定番!

#ボーイズラブ#元ネタ比較

『パパだって、したい』
TOKYO MXほかにて放映中
『パパだって、したい』
TOKYO MXほかにて放映中

…中編「エロだけじゃない! キュンも萌えもある人気作がついに“僧侶枠”に!」より続く

【元ネタ比較】『パパだって、したい』後編
かわいくて色っぽくてついついイケナイことを…!

エッチな雰囲気も楽しめる深夜のショートアニメの“僧侶枠”で、初のBL作品となる『パパだって、したい』が放送中だ。タイトルから察することができるように、サラリーマンをしながら子どもを育てるシングルファザーの成瀬さんをめぐるストーリーだ。

成瀬さんのもとに家政夫のアルバイトをする男子大学生の阿澄(あすみ)が派遣されるところから物語は始まる。ちなみにシングルファザーの子育てものはBLの定番だし、家政夫ものもBLでは珍しくない。

このシングルファザーの成瀬さんが、薄幸美人とでも言いたくなるような、儚げで雰囲気のある美形だ。家政夫の阿澄にうっかりアダルトDVDを見つけられてしまい、「父親だって……我慢できないときがあるんです」と真っ赤になって恥じらう成瀬さんがかわいくて色っぽいこと! ゲイではない阿澄だけど、成瀬さんの魅力に惹かれてしまい、ついつい……。

おいおい、そんなことしちゃイケナイでしょ!と思わず阿澄に言いたくなるが、そんな絶妙のタイミングでシャツの前がはだけたしどけない成瀬さんが描かれたエンディングカードが写し出されて寸止め。右上には「Sorry,we can’t show…」の文字が。見せないんかーい!と突っ込んでしまったら制作側の思うツボ、むしろ視聴者が突っ込んではじめて完成するというものだろう。開き直った寸止めのお約束がおかしくもあるし、地上波では見せられないような展開があるのね……と夢が膨らむ。

突っ込みを準備しながら深夜にこっそりちょこっと見るも良し、気になってしまったらサイトの配信でエロシーンも描かれた大人向けの「完全版」を見るも良し。成瀬さんの息子の壱佳が無邪気でかわいいし、どこまで描かれるかわからないが当て馬キャラも登場したりと、エロシーンだけでなく見どころもあって飽きさせないはず!(文:矢野絢子/ライター)

『パパだって、したい』は放送中。

INTERVIEW