アンジェリーナ・ジョリーとの離婚騒動を機に断酒、AAでの経験も公言
ブラッド・ピット(62)が、米誌「Esquire」の最新インタビューで、7年間続けていた断酒を終え、再び飲酒していることを明らかにした。本人は「より節度ある形」での再開だと強調しているが、依存症からの回復に取り組む人々や専門家の間では強い懸念と批判が広がっている。
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取材中のインタビュアーにワインを勧めたピットは、相手から断酒を続けているのかと問われ、「いや、7年間断酒していた。そしてまた元に戻った(飲酒するようになった)んです」と答えた。
「より節度ある形でね。過信してしまったことが何度かあって、『私には良くないものだ』と思った。大量ではないです」と言い、「数杯なら飲める。でもたくさんは飲めない。それについてはプロとして節度を保たなければなりません」と説明した。
ピットが断酒を始めたのは2016年後半。当時の妻だったアンジェリーナ・ジョリーとの別居・離婚手続きが始まった時期と重なる。同年9月にプライベートジェット機内で息子と激しい口論や身体的接触のトラブルが報じられたが、ピットの飲酒が関係していたとされている。
妻子と別居することになったピットは、断酒プログラム「アルコホリックス・アノニマス(AA)」に約1年半参加したことを自ら告白。メディアでも断酒を「人生の転機」として語ってきた。
そんな彼の飲酒再開発言が物議を醸している最大の理由は、アルコール依存症の回復コミュニティにおいて根強い「完全断酒」の原則と対立するものだからだ。
依存症経験者や支援者は、「一度依存症になった人が『適量なら大丈夫』と自分でコントロールできるケースは極めて少ない」「『数杯なら』という言い回しは、再発時に典型的に出てくる言葉だ」と指摘する。
実際、SNSや回復者向けフォーラムでは「アルコール依存症者は自分自身について最も当てにならない情報源」「すぐどん底に戻る危険がある」といった厳しい反応が相次いでいる。
一部は「依存の程度が重くなく、社会的な支えがある場合は、長期断酒後に節度ある飲酒に移行できるケースもある」とする意見もあるが、「公人が『節度ある再開は可能』と語ることで、回復途上の人々に誤ったメッセージを送る可能性がある」と懸念する声も強い。
ピットの関係者は「極めて個人的な決断であり、ブラッドと彼の状況に固有のものです」「節度を保って、自分の限界を十分に意識することです」と説明している。
しかし、ピットは過去に「私は飲み過ぎていた。それが問題だった」(2017年)「これ以上続けられないところまで来たので、自らの飲酒特権を取り上げた」と語っていただけに、「節度ある飲酒」の再開を疑問視する声は少なくない。
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