『昆虫探偵 ヨシダヨシミ』で哀川翔、虫との共演を熱望するも、まさかの虫待ち!?

写真左から佐藤左吉監督、哀川翔、水元秀二郎、原作者の青空大地
写真左から佐藤左吉監督、哀川翔、水元秀二郎、原作者の青空大地
写真左から佐藤左吉監督、哀川翔、水元秀二郎、原作者の青空大地
哀川翔
一般の方から映画の公式サイトを通じて応募された虫の写真に対しコメントをする佐藤監督(左)と哀川翔(右)。「カブトムシを撮るのは大変。微妙に照り返しがあるが、ある程度光を当てないとうまく映らないと」と哀川はベタ褒め
カブトムシの幼虫を、来ていた観客の男の子にプレゼントする哀川翔
客席に手を振る佐藤左吉監督(左)と哀川翔(右)

「モーニング」「モーニング・ツー」などで不定期連載されている『昆虫探偵 ヨシダヨシミ』がついに映画化。4月3日に新宿のk’scinemaにて初日舞台挨拶が行われ、主演の哀川翔をはじめ、俳優の水元秀二郎、佐藤左吉監督、原作者の青空大地が登壇した。

[動画]『昆虫探偵 ヨシダヨシミ』予告編

この映画、原作コミックを読み、映画化を熱望したのが哀川自身だという。「たまたまコミックが送られてきて、それを読んだら、映画の匂いがプンプンした」と話す哀川は、「冒頭のシーンにまずしびれ、こういうのが実写になったら最高に面白いだろうなって思った。そのときに頭に浮かんだのが(『東京ゾンビ』で組んだ)佐藤左吉監督。すぐに電話をしました」と、本作のはじまりについて語ってくれた。

一方、その電話を受けた佐藤監督は、「たまたま近くに本屋さんがあったのでマンガを読み、すごく面白かったが、映画化は絶対無理だと思った」そう。理由の1つが「カブトムシの交尾を撮る方法が思いつかなかったから」。それで、しばらく放っておいたと話す佐藤監督だが、「昨年、翔さんの25周年パーティーに行ったら、翔さんがしっかり覚えていて、『昆虫探偵』期待しているよって握手されて」と、この映画が本格始動する経緯を明かした。

そして、現場で大変な思いをしたのが、自他共に認める哀川のファンで、追っかけから付き人になり、今は俳優としても活躍する水元だ。虫を食べる虫食い男を演じた水元は、「(大きなバッタでは)ヤバイと思っていたから、小さめのバッタを見つけ、捕まえて現場に持って行ったんです。そうしたら、翔さんから『おい、秀二郎。ちょうどいいの見つけてきたよ』と、すごく元気で大きなバッタを勧められた。主演のアニキにそう言われたら、食べるしかないと思った」と、撮影の苦労を語っていた。

また、虫との共演について聞かれた哀川は「初日からワクワクしまして、普段も寝起きいいんですけど、普段以上の寝起きでした。でも、現場に入ったら、なかなか呼ばれない。1時間たっても呼ばれないので、どうしたのって聞いたら『ちょっと虫待ちで』と言われて」と苦笑していた。

『昆虫探偵 ヨシダヨシミ』はK’scinemaほかにて全国順次公開される。

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