歌も演奏も演技も！超エンターテイナー長瀬智也の引退を惜しむ

#TOKIO #アイドル #ジャニーズ #俳優 #長瀬智也 2021.05.11

2021年3月末にジャニーズ事務所を退所した元TOKIOの長瀬智也。長い芸能生活の中でミュージシャン、俳優として異彩を放ち、老若男女を問わずに愛されてきた。

役者、ボーカリスト、タレントとして縦横無尽の活躍見せた長瀬

長瀬は1991年、13歳のときにジャニーズへ入所。3年後の1994年にTOKIOのメンバー入りし、デビューシングル「LOVE YOU ONLY」でボーカリストとしてのキャリアをスタート。同年から2017年まで24年連続で紅白出場を果たしている。

平行して、1993年に髙嶋政宏、石黒賢、鈴木京香、飯島直子らが出演したドラマ『ツインズ教師』（テレビ朝日系）で俳優デビュー。1998年放送の月9ドラマ『Days』（フジテレビ系）で初主演を飾り、『白線流し』（フジテレビ系）や『池袋ウエストゲートパーク』（TBS系）への出演で話題に。以後も『タイガー&ドラゴン』（TBS系）や『マイ☆ボスマイ☆ヒーロー』（日本テレビ系）、『俺の家の話』（TBS系）など人気作で強い存在感を発揮している。

また、1995年よりグループの冠番組『鉄腕!DASH!!』（日本テレビ系／98年からは『ザ!鉄腕!DASH!!』に名称変更）の放送が始まる。DASH村企画などが人気を博し、今なお続く長寿番組となっている。

転機となったのは2018年春。TOKIOでベース・ボーカルを担当していた山口達也が、強制わいせつ容疑で書類送検され、同年5月6日がジャニーズを退所。同時にTOKIOからも脱退した。

TOKIOは、ダンスパフォーマンスが主流のジャニーズでは珍しく、バンドスタイルで音楽活動を実施していた。山口の脱退でベースが不在になり（新たなメンバーを入れることも難しく）、TOKIOの音楽活動は事実上困難に。新曲も作れず、紅白連続出場の記録もストップした。この流れが、音楽活動に思い入れが強い長瀬の退所を招いた一因とされる。

長瀬は、優れた演技力や歌唱力のみならず、男らしい無骨な振る舞いや憎めないキャラ（一部ドラマの演技含め）で、女性ファンが多いジャニーズの中にあって男性ファンも多い。

今後は裏方として音楽活動などを行なうとも言われる。多くの人々に愛される稀代のタレント性を持つ長瀬が表舞台から去るのは、実に惜しいことだ。