デザインも回路も一新した漆黒のAVアンプ。“5本目の脚”を採用する高音質設計シリーズ第1弾
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感性に訴える美しさを追求したデザイン
ホームシアターの醍醐味は、映画館のように立体的な音場で迫力あるアクションを楽しんだり、心情を煽る伴劇に怯えたり、ホールのような臨場感あふれるライブを鑑賞したり、リアルに体感型のゲームを楽しめること。その音の中核を担うのが、AVアンプだ。テレビやゲーム機などめまぐるしく次世代へと進化していく中にあっても、積極的に新製品を投入するヤマハが、ラインナップとしては上位グレードにあたる「AVENTAGE(アベンタージュ)」シリーズのエントリーモデルRX-A2Aを4月に発売する。価格は8万8000円(税込)。
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本モデルは、RX-V4A、RX-V6Aに始まる昨年来進行中のラインナップ刷新の流れを汲むもの。存在感のある黒鏡面仕上げの中心に大型のボリュウムノブ、右肩には必要なときのみフルドット液晶表示が浮かび上がる仕組みで、操作性・視認性とインテリアへの配慮を両立させている。
回路設計を一新。AVENTAGEらしい堅牢な作りも健在
本モデルは、ドルビーアトモスやDTS:Xといった立体音場フォーマットに対応した最新モデル。7ch分のアンプを搭載し、天井スピーカーを使った最新の立体音場を再現するほか、天井スピーカーがなくても高さ方向の音場が得られる「Dolby Atmos Height Virtualizer」も搭載。加えて、ヤマハが従来から取り組む独自の音場創生技術「シネマDSP」など、映画や音楽ライブをマルチチャンネルで堪能できる機能を搭載する。
また、AVENTAGEシリーズらしい高品位なサウンドを得るための高音質設計が随所に見られる。振動吸収を徹底するため、独自の構造を採用した5本の脚、リブ・押し出し加工を施したサイドパネルやシャーシ、二重構造のトップパネルを採用。また、アナログも重視するヤマハらしく、大型電源トランスや大容量ブロックケミコンなどを採用しており、音楽性を伴った力強いサウンドを通級していることがわかる。
今回のフルリニューアルでとくに狙っているのは、ハイスルーレート(高速化)によるハイレゾ音源の再現性向上。回路設計を一新し、従来モデルとの比較で2倍、ヤマハの最上級パワーアンプMX-A5200並みとなった。
ネットワーク機能も充実。Amazon music HD対応が嬉しい
本モデルは、映像コンテンツのみならず、ネットワークを通じたハイレゾを含む音楽サービスやファイル再生機能も充実。WAV/AIFF384kHz/32ビットやDSD11.2MHzまでもサポートする。SpotifyやDeezerHiFiのほか、Amazon music HDといったストリーミング配信にも対応。また、ヤマハの音楽共有アプリ「Music Cast CONTROLLER」で部屋中どこからでも本モデルを含む対応機器を操作できる。
次世代ゲーム機との接続についても順次丁寧にサポート
次世代ゲーム機などが採用する最新規格にもいちはやく対応。7つのHDMI端子のうち3つについて4K/120Hzパススルーに対応するなど最新のHDMI規格をサポートするほか、低遅延モードなど次世代ゲーム機を楽しむための機能を備えている。
ただし一部の次世代ゲーム機との接続において、事後のアップデートでもHDMI2.1の4K/120Hz入出力ができないことがわかり、対応を検討中とのこと。詳細は特設ページで公開予定とのことなので、適宜チェックされたい(https://jp.yamaha.com/news_events/2021/audio_visual/rxa2a_hdmi.html)。なお、eARC対応テレビを経由した再生は現時点でも可能。5年保証と相まって安心のサポートが受けられるので安心だ。(文:fy7d)
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