ハリウッドで撮影再開、週3回の検査実施し食事は真空パックで徹底コロナ対策

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ハリウッド

夏になっても依然収まることなく続くコロナ禍だが、中断していたハリウッド大作の撮影は徐々に再開を始めている。ハリウッドにある撮影スタジオは今も閉鎖中のため、再始動は海外ロケや国外スタジオでの撮影から始まっている。

アントニオ・バンデラスもコロナ罹患。マスク着用で予防に気をつけるも…

『ジュラシック・ワールド』シリーズ最新作『Jurassic World: Dominion(原題)』の撮影はイギリスのパインウッド・スタジオで再開したが、新型コロナウイルス(COVID19)予防対策として関係者18000名の検査を実施、現場用に107ページもの安全対策マニュアルが用意されている。キャストは週3回検査を受け、関係者全員の検温、俳優は音声マイクを、衣装スタッフの助けを借りつつ自分で付け、スタッフはマスクとフェイスシールドを着用、食事は真空パックされたものをビニールシート越しに手渡される、といった具合だ。スタジオ内に手指消毒を行う場所が150カ所ほど設置され、撮影時のスタッフの数も必要最小限に抑えられている。

7月の撮影再開後、スタッフ4人が検査で陽性となり、2週間の隔離生活後の検査で3回陰性の結果が出た2人は現場に復帰している。

同じく7月からイギリスで撮影が再開したトム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7作の現場では大規模なアクション・シーンの撮影中にバイクの事故が発生し、撮影が中断される事態が起きた。11日(現地時間)、オックスフォードシャーの採石場跡地での撮影中、スタントマンが乗ったバイクが傾斜路を飛び越えた後に炎上、消防車が出動する騒ぎになった。

このシーンでは傾斜路を飛び越えたスタントマンは段ボールを使用した巨大クッションに着地し、バイクは離れた場所でクラッシュする予定になっていたが、バイクもクッション上に落ち、タイヤの熱や摩擦で段ボールから発火。幸いけが人は出なかったが、黒煙が上がり、消防車数台が出動した。準備に6週間、200万ポンドを費やした大がかりな撮影は一時中断となった。クルーズは事故発生時、同じ採石場の別の場所でパラシュート・シーンの撮影をしていて無事だった。

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