重岡大毅がノートに書き込んだ“航の心情” 『5秒で完全犯罪を生成する方法』役作り秘話明らかに
#5秒で完全犯罪を生成する方法#原菜乃華#近藤亮太#重岡大毅
脚本家・岡田道尚が、役と真摯に向き合う姿勢と俳優としての成長を称賛
重岡大毅(WEST.)主演の映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』より、重岡が役作りのために書き込んだノートにまつわる秘話と、新たな場面写真が解禁された。
・重岡大毅、田中みな実演じる謎の女優と接触 『5秒で完全犯罪を生成する方法』緊迫の場面写真解禁
本作は、対話型生成AIが身近な存在となった今、人間の選択とテクノロジーが交錯する完全犯罪サスペンス。『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』(24年)で商業映画監督デビューを果たした近藤亮太が監督を務める。
物語は、兄・航(重岡)のもとに、高校生の妹・幸来(原菜乃華)から「お兄ちゃん…どうしよう」と助けを求める電話が入るところから幕を開ける。意図せず美術部顧問の教師を殺してしまったという妹を守るため、「この事件を迷宮入りにする」と決意した航がたどり着いたのは、生成AIに「完全犯罪を成立させる方法を教えてください」とプロンプトを打ち込むことだった。
主人公・初海航役には、『ある閉ざされた雪の山荘で』(24年)や『35年目のラブレター』(25年)などで俳優としても高い評価を集めるWEST.の重岡大毅。航の妹・幸来を原菜乃華、物語の鍵を握る謎多き女優・七希を田中みな実が演じる。
さらに、七希が使用する生成AIに“プロンプト”として組み込まれたモリアーティ役で石丸幹二、事件を追う埼玉県警の警部補・一堂恵役で伊藤歩が出演。黒田大輔、森岡龍、九十九黄助ら実力派キャストも名を連ね、物語を重厚に彩る。

本作は、韓国・富川(プチョン)市で開催されたアジア最大級のジャンル映画祭「第30回プチョン国際ファンタスティック映画祭」の中でも、とりわけエッジの効いた作品が集う「B Extreme」部門に選出され、日本公開に先駆けてワールドプレミア上映を実施。チケットは即完売し、満席となった会場では大歓声と温かい拍手が沸き起こるなど、現地での高い注目度をうかがわせた。上映に立ち会った重岡と近藤監督も、その熱い歓迎に感激した様子を見せた。重岡と近藤監督にとっては今回が初めての国際映画祭への参加となり、重岡にとっては初の韓国訪問ともなった。
本作の始まりは、『#マンホール』(23年)で、脚本家・岡田道尚とギャガのプロデューサー・松下剛がタッグを組んだことにさかのぼる。同作に手応えを感じた2人は、さらに刺激的なオリジナル作品を作ろうと約束したという。岡田は新プロジェクトに向けてさまざまなアイデアを出し、その一つが「生成AIに“完全犯罪”を作らせたらどうなるだろう」というものだった。
岡田と松下はともに、主人公・航役のファーストチョイスは重岡だったと口をそろえる。岡田は、「僕は『宇宙を駆けるよだか』(18年)で重岡くんとご一緒していたというのもあり、本作の脚本を 書いているときも航は彼をイメ-ジしていました」と明かす。
松下も「航という役の要は“普通の人”なのに、同時にヒロイックであること。普通の人が普通じゃ選ばない道を選んでしまい引き返せない、当然居心地の悪さも感じているんです。重岡くんは、そんな難しいバランスを見事に体現してくれました」と敬意を表する。

オファーを受けた重岡は、「以前、別の作品でご一緒した方々から、またお声掛けいただけて嬉しかったです。その期待に応えたい、頑張ろうと思いました」と決意したという。
脚本を読んだときの第一印象については、「生成AIに興味を持って脚本を読み始めたのですが、物語のクライマックスが個人的にすごく好きな展開だったんです。とてもおもしろい脚本だと思いました」と振り返る。
しかし、実際に演じてみると、「航の心情がわからなくて…大変だなと痛感しました」という。重岡は「航のその時の気持ちを書き出して整理しようと考え、ノートにめちゃくちゃ書き込みました。なぜ、警察に通報できなかったのか? 途中で立ち止まれるタイミングはたくさんあったと思うんだけど…。とにかく、妹を守りたい一心だったんだろうなと思うと、大切なものを守りたい気持ちには共感する部分がありました」と、演じる上で気持ちの整理が必要だったことを語る。
そんな重岡の役との向き合い方について、岡田は「重岡くんが役作りのために書き込んだノートをちょっと見せてもらいましたが、役と真摯に向き合う彼の姿勢にこの8年間で培った役者としての成長の軌跡が垣間見えました。僕が生んだ航という役のバトンを引き継いでくれただけでなく、彼にしかできない航を演じ切ってくれたことが何より嬉しかったです」と称賛を贈った。
本作で初めてタッグを組んだ近藤監督は、「重岡くんは、何が飛び出してくるかわからないというか、テイク毎にお芝居が違うんです。その瞬間瞬間で、まるでコントロールしていないかのようにいろんなパターンを出してくれる。それがすごく面白くて、これは撮り甲斐があるぞと思っていました」と、重岡の存在に大いに刺激を受けたことを明かす。
重岡もまた、近藤監督との撮影を振り返り、「監督は航の心情をロードマップにしてくださったので、揺れ動く感情づくりに役立たせてもらい、とてもありがたかったです。事前の準備段階の時点から、航という人物像を一緒に試行錯誤しながら作っていけたと思います」と感謝を伝えた。
また、新たに解禁された場面写真では、緊張した面持ちの航が誰かとスマートフォンで電話をしている姿や妹・幸来と神妙な雰囲気でパソコンを見つめているシーンが捉えられている。果たして航と幸来は、完全犯罪を成立させることができるのか。そして2人を待ち受ける運命とは——。
『5秒で完全犯罪を生成する方法』は2026年9月11日より全国公開。
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