『コンフィデンスマンJP』が最終興収40億円を見込む大ヒットスタート

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コンフィデンスマンJP
『コンフィデンスマンJP プリンセス編』
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

7月23日から公開された『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が大ヒットスタートを切った。公開後4日間で動員64万7634人、興収9億1201万4350円を記録。配給元の東宝では「40億円突破が狙える」としている。前作の29億7000万円を大きく上回りそうな出足だ。

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7月公開予定だった邦画では『るろうに剣心 最終章』『劇版ポケットモンスター・ココ』、洋画では『トップガン/マーヴェリック』『ミニオンズ フィーバー』が公開を延期する一方、『今日から俺は!!劇場版』は予定通り17日に公開された。『コンフィデンスマンJP』は5月1日の公開予定から7月23日へとずれた。夏映画の期待作の公開が減るなか、『コンフィデンスマンJP』は夏興行へ乗り込んだ。

7月5日にオンラインイベントがYouTubeで生配信され、主演の長澤まさみをはじめ、東出昌大、小日向文世、小手伸也が参加。23日には全国約200館で初日舞台挨拶生中継を実施。製作元フジテレビでは前作を18日に放送したり、同局をはじめ系列局ではテレビドラマを再放送して公開を盛り上げた。

注目したいのが上映スクリーン数だ。上映劇場数は344館、上映スクリーン数は未発表だが、各シネコンのHPを見ると、1館で2~3スクリーンを『コンフィデンスマンJP』の上映にあてているところが多い。先週末から公開された『今日から俺は!!劇場版』同様、上映スクリーン数を増やして一気に集客する施策をとったものと思われる。『今日から俺は!!』は2週目に入っても1館で2スクリーンを上映にあてるところが多い。『コンフィデンスマンJP』『今日から俺は!!』で4~5スクリーンを占めている。

なお『今日から俺は!!』は7月26日時点で興収20億円を突破。最終興収50億円へ向けて興収を伸ばしている。(文:相良智弘/フリーライター)