横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー『FOR REAL−戻らない瞬間、残されるもの。−』のナレーションをムロツヨシがつとめることがわかった。ムロが映画のナレーションを担当するのは、今回が初となる。

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Bクラスに終わった2018年の悔しさを糧に、限界を超えると決意した2019年。選手、監督、コーチ、スタッフ、ファン、全員が「一生残る、一瞬のために。」という言葉とともに、1つとなって戦った。シーズン序盤でどん底の10連敗から、チームを救ったヒーローたちには“今年”にこだわるそれぞれの強い思いがあった。22年ぶりのセ・リーグ2位まで上り詰め、手の届くところまで見えてきた優勝の2文字を必死で掴み取ろうともがき苦しむが、あと一歩が届かない。今年最後の打席で、キャプテン・筒香嘉智の噛み締めた思いが溢れ出す。もう2度と戻ることのないこの瞬間に、何を伝えようとしたのか?

ムロは1976年、神奈川県横浜市出身。豊かな表現力から紡ぎ出される温かみのある声で、作品を引き立ててもらいたいと考え、ナレーション出演を依頼。物心ついた時から大洋ホエールズ以来のベイスターズファンであるムロに、快諾してもらったという。

そんなムロは「初めて応援することの楽しさを教えてくれたのが大洋ホエールズで、以来長きにわたってベイスターズを応援しています。小さい頃からチームの全選手が描かれた下敷きを愛用し、全選手の記録を言えるほどの大ファンです。最近は仕事が多忙で、チーム情報を網羅できていないところに、自身で負い目を感じるくらいの熱量です」とベイスターズへの熱い思いを吐露。

ナレーションを担当することに「球団がドキュメンタリー映画を制作していることは以前から知っていました。その作品からまさか自分にナレーションの依頼が来るとは夢にも思わず、依頼が来た時はとても嬉しくて、即答でやりたいと返事をしました。チームも選手もそれぞれに様々な出来事があったこのタイミングで、ナレーションを担当できたことを非常に嬉しく思います。筒香選手がここまでチームに対して働きかけていて、それに触発された若い選手たちも自発的な行動を起こしていることは、この作品でしか知ることができない部分で、とても見ごたえがあります。一ファンとしての感情を押し殺し、選手に寄り添うナレーションを心掛けました。本当に良い映像作品になりましたので、ぜひご覧ください」とのコメントを寄せている。

『FOR REAL−戻らない瞬間、残されるもの。−』は12月20日より全国順次公開。2020年1月4日にDVD&ブルーレイがリリースとなる。