エヴァ・グリーンの口元から這い出している”奇妙な生物”の正体は…? 違和感だらけの世界観に戦慄が止まらない『NOCEBO/ノセボ』
#NOCEBO/ノセボ#エヴァ・グリーン#チャイ・フォナシエ#ビリー・ガズドン#ホラー#マーク・ストロング#ロルカン・フィネガン#映画
謎の乳母が訪ねてきたことを皮切りに崩壊していく日常を描くホラー映画
『ビバリウム』(19年)のロルカン・フィネガン監督による新作ホラー映画『NOCEBO/ノセボ』より、違和感だらけの世界観に戦慄が止まらないキービジュアル&予告映像を紹介する。
ファッションデザイナーとして名を馳せるクリスティーン(エヴァ・グリーン)は、夫のフェリックス(マーク・ストロング)と幼い娘のボブス(ビリー・ガズドン)とダブリン郊外で悠々自適に暮らしていた。ある日、彼女は仕事中にダニに寄生された犬の幻影に襲われ、筋肉の痙攣や記憶喪失、幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされるようになる。
そんな彼女の前に、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母が現れる。雇った覚えのない乳母を怪しむクリスティーンだったが、ダイアナは伝統的な民間療法を用いてクリスティーンの治療にあたり信頼を得ていく。やがてクリスティーンは民間療法にのめり込んでゆくが、それは一家を襲う想像を絶する悪夢の始まりだった——。
本作の監督を務めるのは、家の内覧をしたカップルが住宅街から抜け出せなくなる、そのあまりに不条理な展開が大きな話題を呼んだ前作『ビバリウム』で世界中の映画ファンを震撼させたホラー映画界の新鋭ロルカン・フィネガン。待望の新作となる本作で描くのは、仕事も私生活も順調で幸せの絶頂にいるファッションデザイナーとその家族が迷い込んでしまう、想像を絶する悪夢だ。
主人公クリスティーンを演じるのは、映画『007/カジノ・ロワイヤル』(06年)でボンドガールを務めたほか、ティム・バートン監督作のミューズとして『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(16年)『ダンボ』(19年)などに出演するエヴァ・グリーン。さらにクリスティーンの夫フェリックス役として『キングスマン』シリーズのマーク・ストロング、謎多き乳母ダイアナ役にフィリピン出身のシンガーソングライター、チャイ・フォナシエらを迎える。
今回紹介する本ビジュアルは、グリーンが扮する主人公のクリスティーンの美しい横顔を青い光が照らしだす神秘的なデザイン。しかし、よく見るとクリスティーンの口から奇妙な生物が這い出ようとしている。彼女が抱える不調とどういう繋がりがあるのだろうか? 彼女にかけられた呪いとはいったい何なのか? 憂鬱な表情を浮かべるクリスティーンの目線の先に映るものとは?
また、予告映像では、仕事を順調にこなすクリスティーンのもとを謎の乳母が訪ねてきたことを皮切りに、平穏だった日常が崩壊して異様な共同生活が始まる様子が描かれている。映像の後半、不気味な笑顔で踊り出す子どもたちや、幻影なのか炎に囲まれて憔悴するクリスティーンの姿は、混沌とした悪夢のような日々を象徴しているようだ。突然現れた乳母の正体とその目的はなにか? そして悪夢に迷い込んだクリスティーンが辿る末路とは?
『NOCEBO/ノセボ』は12月29日より劇場公開。
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