城田優、菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞「身が引き締まる思い」

菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞した城田優
菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞した城田優

俳優の城田優がウディ・アレン作、福田雄一演出のミュージカル「ブロードウェイと銃弾」で第43回菊田一夫演劇賞の演劇賞に輝き、4月26日に都内で行われた授賞式に出席した。

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同賞は、大衆演劇の舞台で優れた業績を示した芸術家を表彰する賞。授賞式では選考委員長の松岡功氏より賞状が、選考委員の萩尾瞳氏より正賞の記念楯と副賞の100万円が授与された。

城田といえば、第65回文化庁芸術祭演劇部門新人賞、第23回読売演劇大賞優秀男優賞受賞を受賞したミュージカル「エリザベート」(2010年、15年、16年)のトート役をはじめ、話題のミュージカル作品にコンスタントに出演。17年は世界のミュージカルトップスターと共演したコンサート「4Stars」で伸びやかな歌声を披露し観客を魅了した。今回の受賞は、浦井健治とW主演したミュージカル「ブロードウェイと銃弾」でのチーチ役を評価されて実現した。

本舞台は、1920年代の禁酒法時代のニューヨークを舞台に、自身の戯曲が念願のブロードウェイで上演されることになった売れない劇作家デビッドが、出資者であるギャングの親玉ニックやその部下チーチ、主演の大女優ヘレン、ニックの愛人である大根女優オリーブなど、個性的なキャラクターたちに振り回されていくミュージカルコメディ。ウディ・アレンによる同名映画を原作に、2014年にアレン自らが脚本を書きブロードウェイでミュージカル化した作品を、福田の演出で日本初上演。

授賞式のスピーチでは「チーチという役は、共演者そしてスタッフ、関わった全ての人たちが作ってくれたものだと思っています」と述べ、「これから臨んでいく作品に対しての身が引き締まる思いを感じております」と語った。

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