女優・菜葉菜が、シカゴで開催されるアジアン・ポップアップ・シネマ映画祭で功労賞を受賞
アーロン・クウォックが優秀作品賞特別賞、レンシー・ヤンがブライト・スター賞を受賞
女性たちの目線を中心に、生きづらさを抱えて暮らす人々の姿を描いたオムニバス映画『ワタシの中の彼女』。全国順次公開中の本作に出演した俳優の菜葉菜が、アジアン・ポップアップ・シネマ映画祭で功労賞を受賞した。
本作は、孤独や不安を抱えるなかで、ささやかな希望や人と人とのつながりを描いた4つの物語。2020年に短編映画として発表された『4人のあいだで』が、大阪アジアン映画祭でJapan Cuts Awardを受賞し、ニューヨークのJapan Cuts映画祭など数々の国内外の映画祭で話題になったのをきっかけに、新たに短編3作を製作、合わせて4編から成るオムニバス映画として誕生した。
4編の脚本・監督を務めたのは、ドラマとドキュメンタリーの境界を越えて常に斬新な作品を世に送り出し、国内外の映画祭で高い評価を受けている中村真夕。大きく変わってしまった日常、孤独や不安を抱えながらも、ひとすじの光を求めて生きる4人の女たちを1人の女優・菜葉菜が演じる。
今回、3月18日よりアメリカのシカゴで開催されるアジアン・ポップアップ・シネマ映画祭において、菜葉菜がこれまでの活躍を評価され、功労賞(Career Achievement Award)を受賞することが映画祭より発表された。
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菜葉菜は、2001年に園子温監督『自殺サークル』で女優デビュー。『YUMENO』(05年)でオーディションにて3000人の中から選ばれて初主演したのち、『ヘヴンズストーリー』(10年)『64-ロクヨン-(前・後編)』(16年)、WOWOW連続ドラマ『沈黙法廷』など、多くの話題作に出演してきた。
アジアン・ポップアップ・シネマ映画祭はアジアの様々な注目作を紹介する映画祭で、今年は香港のスター俳優アーロン・クオックが優秀作品賞特別賞、香港の女優レンシー・ヤンが若手俳優に贈られるブライト・スター賞を受賞する。また、ツァイ・ ミンリャン監督作で知られる台湾の俳優リー・カンションがゲストとして参加する予定だ。
本映画祭において、『ワタシの中の彼女』が3月18日にシカゴの劇場にて上映予定。ジャパンタイムズの映画評論家マーク・シリングがモデレーターを務め、上映後に菜葉菜と中村監督のトークが開催される。
■菜葉菜コメント
この度は身に余るような素敵な賞を頂き光栄です。
『ワタシの中の彼女』の中村監督はじめ、これまでご一緖させて頂いた監督、キャスト、スタッフ、関係者の皆さま全てに感謝致します。今後もこの賞に恥じぬよう、更に精進してまいります。
『ワタシの中の彼女』は全国順次公開中。
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