【今日は何の日】「ビキニの日」に見たい! 米仏のミニシアター系人気監督による2作品

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スプリング・ブレイカーズ
『スプリング・ブレイカーズ』
スプリング・ブレイカーズ
スイミング・プール

夏だ! 海だ! プールだ! ビキニだ! ということで、今回は7月5日のビキニの日にちなんで、ビキ二美女が登場する映画をご紹介する。ザ・アメリカ! といった感じの『スプリング・ブレイカーズ』と、全編にアンニュイな雰囲気漂ういかにもザ・フランス映画的といった『スイミング・プール』の2本だ。

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ザ・ビキニ祭り&ほぼ全編がレイヴ乗り!

まずは、ともかくほぼ全編ビキニ祭りの『スプリング・ブレイカーズ』。『ガンモ』『ミスター・ロンリー』のハーモニー・コリン監督が、セレーナ・ゴメスやヴァネッサ・ハジェンズといったアイドル+妻のレイチェル・コリンを起用して4人の女子大生のはっちゃけ過ぎた春休み(スプリング・ブレイク)を描く、ビッチ度全開のアメリカ映画だ。

春休みになったら思いっきり羽目を外そうと心待ちにしていた彼女たちは、いざとなると軍資金の乏しさに愕然。そこで彼女たちが思いついた軍資金調達方法は、なんと強盗だった。首尾よく手に入れた軍資金を元にリゾート地に乗りこみ、そこからはもうパーティー&ドラッグ三昧。彼女たちにとって夢のような狂喜乱舞のスプリング・ブレイクが、レイヴを彷彿とさせる映像と音楽にエロティックな描写を盛り込みながら描かれる。正直ラストまで、服を着ているシーンの方が少ない。パーティー中はもちろんビキニ。留置所に入れられてもビキニ。裁判所でもビキニ。銃を乱射するときも、目出し帽で顔は隠してもやはり服は着ない。ビキニである。ともかくビキニ・ビキニ・ビキニな94分間だ。なぜ留置所行きになったのか、なぜ目出し帽をかぶって銃を撃ちまくったのか、気になる方は作品でチェックを! もちろん、ともかくビキニが見たいという方もどうぞ!

生意気盛りVS熟年女のバトルが意外な展開を遂げるミステリー

酒池肉林のレイヴ・パーティーとは一変、次に紹介するのは静かなリゾート地が舞台のフランス・イギリス合作映画『スイミング・プール』だ。監督はフランソワ・オゾンで、本作では『まぼろし』でも組んだシャーロット・ランプリングを再び主演に迎えている。

イマイチ筆が進まないイギリスの中年女流作家サラは、出版社の社長ジョンの提案で彼の所有するフランスの別荘行きを勧められる。「環境を変えたら創作もはかどるさ」というわけである。ジョンに好意を寄せているサラは、後から彼が来ることを期待しながら別荘行きを承諾。閑静な環境にあるスイミングプール付きの別荘にすっかり気を良くしている所に、予想外の招かれざる客、ジョンの娘ジョリー(オゾン監督が『8人の女たち』でも起用したリュディヴィーヌ・サニエ)が現れる。まだ学生のジョリーと、熟年女性のサラ。ジェネレーションギャップで何かと対立しがちな2人の女性の望まざる同居生活が始まった。性に奔放で毎晩違う男を連れ込んでは深夜まで大騒ぎのジョリーに、サラは日々苛立ちを募らせる。お互いを「ふしだらな小娘」「口うるさいババア」と思っている二人の距離感と関係性に少しずつ変化が生じ、最後は意外な結末が待っているミステリーだ。

ビキニはどうしたかって? ちゃんと極上のビキニ姿が見られるのでご安心を! 性に奔放でコケティッシュなジョリーが、白×黒のビキニでプールサイドのデッキチェアに横たわる姿は女も見とれるほど魅惑的だ。若さがみなぎる健康的な肢体には健康的な色気が溢れ、ストーリーには直接関係はないものの、この映画の雰囲気作りに重要な役割を担っている。(T)

スイミング・プール

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