親友だけど主従関係、そんな二人の青春とは? 韓国初のBL『君の視線が止まる先に』

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『君の視線が止まる先に』(映画版)
『君の視線が止まる先に』(映画版)
写真提供:W-STORY
『君の視線が止まる先に』(映画版)
『君の視線が止まる先に』(映画版)
『君の視線が止まる先に』(映画版)
『君の視線が止まる先に』(映画版)
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『君の視線が止まる先に』(映画版)

ハン・ギチャン×チャン・ウィスのボーイズラブ、映画版もおすすめ

今回は、韓国初のBL映画『君の視線が止まる先に』をご紹介しよう。今、アジアを中心に実写BLの人気が急上昇、日本でもBL漫画の実写映画やドラマ化が盛んになっており、その注目度は高まってゆく一方だ。

萌えキュンがいっぱい! 大人気タイドラマの映画化『2gether THE MOVIE』

財閥の息子・テジュのそばには、15年間の時を共にするボディーガードのグクがいた。気心知れる友だちのようで主従関係にもある二人は、同じ学校に通い、同じ家で生活を送っていた。そんなある日、転校生のヘミがグクに一目惚れをした。ヘミに電話番号を教えてほしいと迫られたグクは、彼女に嘘の番号を教えるのだが……。

御曹司×ボディーガード! 王道!? だが、それが良い!!

女の子にモテモテのお坊ちゃんと、寡黙で大人びたボディーガードによる青春ラブストーリーが目を引く本作。もとはwebドラマとあって本編を再構成した映画版は、とにもかくにも展開に無駄がなくサクサクと鑑賞できる。ただそれにより、登場人物のキャラクター像や二人の過去とその後があっさりめに描かれたため、もう少し掘り下げてほしいという印象もあったが、限られた時間の中うまく話がまとまっていたので、後は各自で脳内補完すれば丁度良いかもしれない。高校生らしい爽やかでライトな内容なので、BL作品になじみがない方でも受け入れやすい作品なのは確かだ。

本作の見どころは、テジュへの想いを自覚しつつも、立場上それを口に出せないグクと、初めはグクの恋路に先輩風を吹かせるも、次第に嫉妬心を芽生えさせるテジュのいじらしさだ。お互いにいまひとつ積極的になれず、仲良さげながらもどこかぎこちなさを覚える絶妙な距離感が何とも言えない。また、一人を除いて、基本的に彼らの関係を否定する人物がいないのも魅力の一つだ。作中、何かと振り回され気味だったヘミとテジュの友人であるピルヒョンにも最終的には救いがあり、安易に脇キャラを当て馬にしないところも、これまた良い。それでこそ、メイン二人の行く末を心置きなく見守ることができるというものだ。

『君の視線が止まる先に』(映画版)

タイプ別のイケメンキャストが贈る、胸キュンCPに期待!

メインの二人を演じたのは、アイドルオーディション番組「ProduceX101」の出演者で、本作が俳優デビューのハン・ギチャン(テジュ役)と、モデルで俳優のチャン・ウィス(グク役)だ。長身イケメンの二人とあって画面映えはもちろんのこと、作中でも指摘されたテジュとグクの「ポジション」が見た目で分かる系統の違うイケメンフェイスであることも、本作の良さをより引き立てている。まさしく「ナイスキャスティング」というわけだ。麗しい俳優のドラマを堪能したい人はもちろん、このところ胸キュンやときめきに飢えていると感じている人にも、ぜひ本作の視聴をおすすめしたい。(文:斎藤好花/ライター)

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『君の視線が止まる先に』(映画版)
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