新たな未知の不気味さに思わずゾッとする…現代版『トワイライト・ゾーン』
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『キャンディマン』ジョーダン・ピールが描く現代版『トワイライト・ゾーン』
『キャンディマン』『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピールによるミステリーアンソロジーの伝説的TVシリーズの最新リブート版『トワイライト・ゾーン』のDVDーBOXが、11月10日に発売。このたび、発売を記念してジョーダンのインタビュー映像が公開された。
今回公開されたインタビュー映像は、DVDに収録されている約151分にも及ぶ特典映像のうち、メイキング映像に収録されているジョーダンのインタビューの一部。
「ここ数年で何度も耳にしたのは、我々が未知の世界にいるという話。『トワイライト・ゾーン』の世界を世の中が求めていると感じた」と語る。
その上で、「物語を通して新たな社会問題や数多く生まれた恐怖と向き合うと、自分自身や社会について新たな発見ができる。今を生きる我々は、社会の動きについていく必要がある」と、問題提起する。
ジョーダンと同じく製作総指揮を担当した『X-MEN』 シリーズの脚本・製作・監督を務めたサイモン・キンバーグは、「オリジナル版に対して競おうとするのではなく、敬意を示しながら独特の色を加えたかった」と、単なるリメイクではなく、ジョーダンの問題意識も盛り込みながら現代的なアプローチを加えていることを示唆する。
ジョーダンは、「ロッド・サーリングの作品を受け継ぐことで我々にできるのは、最善を尽くしテレビを通じて発信できる境界線を広げること。彼の考えから離れないように努めている」とし、「あの印象的な不気味さには思わずゾッとする」とロッドのファン目線としても本音を漏らす。
加えて、「社会に関する主張と現実逃避の機会を同時に与えてくれるのが本作品だ。脚本家に求められるのは、恐ろしさを秘めたメッセージと大いに説得力のある物語。例え話で真実を作ることができる」と『トワイライト・ゾーン』が長く愛され、リメイクされる理由を解説する(https://youtu.be/UqrlXnhcw3o)。
何度過去に戻ろうと白人警官の暴力から逃れられない黒人母子の体験を描いたBLM運動を題材にしたエピソードをはじめ、重要な社会問題とオリジナル版のエッセンスを融合させた本作品は必見だ。
“悪夢”体験を恐怖映画の鬼才が描いた最新作!
本作品は、ホラー映画『キャンディマン』で製作、脚本を担当し、『ゲット・アウト』でアカデミー賞脚本賞を獲得したジョーダン・ピールが、プロデューサーのみならずホストとナレーターとして番組をナビゲートする人気テレビシリーズのリメイク。
ふとしたきっかけで不思議な世界に迷い込んだ登場人物らの悪夢的な体験を、現実と幻想の中で描きながら、一話完結で“オチ”をつける。
1959年にアメリカで放送が始まったオリジナルは、日本でも61年〜67年にTBSで『ミステリー・ゾーン』の名で人気を博した。83年にはスピルバーグ、ジョージ・ミラーらによって映画化されたほか、2度TVシリーズがリメイクされ、今回が3度目のリメイクとなる。
今回は、日常に潜む異常、狂気、不条理に加え、BLM運動など現代アメリカ社会に鋭くメスを入れたエピソードにも注目だ。さらにセス・ローゲン、スティーヴン・ユァン、ジェイコブ・トレンブレイら豪華ゲストが毎回登場し、“恐怖”を描き続ける比類のない才能を放つ鬼才により新たな異次元の扉が開かれる。
『トワイライト・ゾーン』DVDは、11月10日より発売中。
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