映画『ブックセラーズ』予告編

#NYブックフェア#ドキュメンタリー#ブックセラーズ

デジタル化が進んでも本のない人生なんて

世界最大のNYブックフェアに集う個性的なブックセラーたち

世界最大規模のニューヨークブックフェアの裏側から<ブックセラーズ>の世界を紐解く映画『ブックセラーズ』が2021年4月23日より公開される。映画に登場するのは、本を売るだけでなく、本を探し、本を愛する個性豊かなブックセラーたち。

社会の多様化やデジタル化で本をめぐる世界が大きく変わってゆく中で、それでも本を愛し続ける彼らの姿は、本の未来にも希望を与えてくれる。すでに日本の書店関係者からも熱い視線が注がれているが、本を愛するすべての人が好きにならずにいられない一級品のドキュメンタリーだ。

この度解禁された予告編では、世界最大規模と言われるNYブックフェアの会場から始まり、軽快なジャズにのせて、飼い猫の前で「希少本を狩る」魅力を語るブックセラー、50年代には386店舗もあったというニューヨークの本屋街について話す有名書店の後継者、「上の世代は悲観的だけど、私は楽観的よ」と本の未来を語る若手のブックセラーらが登場。「グレート・ギャッビー」の初版本やビル・ゲイツが史上最高額の2800万ドル(約28億円超え)で競り落としたダ・ヴィンチの手稿のオークションシーンも目が離せない。

「書店に並べる本を自分で選ぶのがブックセラー」「本は長生きして私達の物語を伝えてくれる」など予告編だけでも素敵なセリフが耳に残るが、本編ではさらに、本を愛し、仕事に誇りを持つブックセラー達の感動的な言葉やユーモアあふれるコメントがたっぷりの本作。予告編の最後は、Netflixで配信中のマーティン・スコセッシの新作ドキュメンタリーシリーズ『都市を歩くように-フラン・レボウィッツの視点-』の主人公でもあるフラン・レボウィッツの「本の上にグラスを置いたりしたら、私なら死刑よ!」という歯に衣着せぬユーモラスな言葉で締め括られ、本編への期待が一層高まる予告編となっている。

『ブックセラーズ』は2021年4月23日公開