長谷川博己、綾瀬はるかに吐露した後悔と消えない苦しみ…「僕は臆病で自分勝手な卑怯者」

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(C)2022「はい、泳げません」製作委員会

長谷川博己と綾瀬はるかが映画初共演する『はい、泳げません』が610日より全国公開される。今回、140秒予告が公開された。

・長谷川博己、カナヅチなのに綾瀬はるかにプールに誘われ挙動不審に「もし僕が溺れたらどうなりますか!?」

「人生の回復の手助けになるような映画になればいいなと」(長谷川)

水に顔をつけることもできないほどのカナヅチなのに、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな大学教授・小鳥遊雄司(長谷川)と、水泳を教えるコーチ・薄原静香(綾瀬)のコミカルなやりとりの楽しさが大きな魅力の本作。

今回公開となった140秒予告では、小鳥遊の抱える喪失感やある過去の出来事にも触れられる。泳げるようになればなるほどに蘇る悲痛な記憶に苦悩しながらも、それでも泳ぐことを諦めず、大切な人のためもう一度前を向こうとする小鳥遊の姿を本編から切り取った、エモーショナルな予告編が完成した。

「水泳はすごいんです。素晴らしいんです! 私は小鳥遊さんにもあの喜びを感じてもらいたいんです!」厳しくも温かい目線で、小鳥遊が泳げるように導いていく薄原コーチのもとでぐんぐんと成長していく小鳥遊はついに息つぎができるようになり、シングルマザーの恋人、奈美恵とその息子に「海に行きたい!」と言われても満更でもない表情を浮かべるまでに成長。ますます水泳にのめり込んでいく。

しかし、「怖いんです。思い出すのが」という小鳥遊の脳裏に浮かんだのは、「お父さん!」と呼ぶ息子の声と水の中に紛れていく息子の後ろ姿なのだった。御徒町凧が作詞、森山直太朗が作曲を手がけLittle Glee Monsterに提供したバラードナンバー「生きなくちゃ」にのせて、かつて夫婦だった小鳥遊美弥子(麻生久美子)と共に、悔やんでも悔やみきれない出来事を消化できず、思いをぶつけ合う姿に胸をうたれる。

夜のプールで「泳ぐのも怖い。思い出すのも怖い。僕は臆病で自分勝手な卑怯者だ!」と心の苦しみを吐露する小鳥遊に、コーチの薄原がかけた言葉とは…。泳げない小鳥遊と泳ぐことしかできない薄原。正反対の二人がプールで出会い、水泳を通じて自らの過去に対峙していく。もう一度自分らしく生きるため、苦しい再生への第一歩を踏み出す物語。

小鳥遊を演じた長谷川も、「雄司という人間を通して、この映画を見る人たちが自分の人生と何かを照らし合わせてくださり、人生の回復の手助けになるような映画になればいいなと思います」と語る、希望の再生の物語。まもなくの公開を楽しみにしよう。

『はい、泳げません』は610日より全国公開。

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