映画『すくってごらん』本編映像

#すくってごらん#尾上松也#百田夏菜子

おはぎ持参の百田夏菜子が、尾上松也の秘密を不意に目撃

煮干しで金魚すくいをする香芝(尾上松也)の本編映像公開!ポイ・小赤…“金魚すくい”から学ぶ人生と恋。左遷の地で人生と恋の荒波にもまれる香芝は果たしてすくわれるのが?尾上松也×百田夏菜子、世界初!?”金魚すくい映画” 『すくってごらん』は2021年3月12日公開。

本作は、とある失敗で左遷されたプライドは高いがネガティブな銀行員・香芝誠が、都会から遠く離れた地で出会った“金魚すくい”を通じて、思いもよらない成⻑をしていく物語。香芝を演じるのは映画初主演の尾上松也。彼が一目ぼれする美女・吉乃を初のヒロイン役となる百田夏菜子が務める。

原作は世界初の金魚すくいマンガにして、<このマンガがすごい!>にもランクインした傑作マンガ「すくってごらん」(大谷紀子/講談社)。メガホンをとったのは、⻑編デビュー作『ボクは坊さん。』で高い評価を受けた俊英・真壁幸紀。原作と同じ奈良県を舞台に「和」の世界と斬新な映像表現を融合させ、大胆かつ優雅、そして華麗なるエンターテインメントを誕生させた。

今回、煮干しで金魚すくいをする香芝が映し出された本編映像が公開された。

支店に着任した香芝の歓迎会として、金魚すくい大会が吉乃が営む「紅燈屋」で行われた。が、支店の面々が金魚すくい大会を楽しむ中、香芝は気が乗らず、一足先に帰宅してしまう…。

本作の見どころのひとつは、もちろん“金魚すくい”。“金魚すくい”は、世界一静かで優雅なスポーツといわれるが、実際は夏祭りや縁日でしか体験したことがない人がほとんどだ。映画『すくってごらん』のキャストたちも同様で、撮影に入る前に、“金魚すくい”の道場へ練習に行き、名人からコツを学んだ。

まず、金魚は追いかけるだけではなくて待つ。焦って追いかけるとポイが破れてしまうので、金魚がポイに乗ってくるまで静かに動かずにいる感覚だ。尾上松也は「つまり、すくうとは待つことであり、香芝は“金魚すくい”を通してそれに気づいたのでしょう。自分の理想や自分の考えにこだわって突き進みがちですが、冷静になって立ち止まり、どうするべきか考えることが必要だったのです。これは恋愛にも友情にも言える普遍的なことだと思います。そう思って演じました」と、“金魚すくい”から多くを学んだようだ。

また、ポイが破れたら終わりではなく、破れてからどうするかも“金魚すくい”面白さの一つだ。特に競技では破れても気にせずに、少しでも残っている部分ですくい続ける。それは、出世競争に“敗れた”香芝がこの後どうするか、“破れる”と“敗れる”、金魚を“掬う”ことで、人生を見つめ直し自らを“救う”、そんなダブルミーニングから導かれる展開も興味深い。
『すくってごらん』は2021年3月12日公開