公開延期を経てついに公開へ 西島秀俊主演『時には懺悔を』が描く“生と贖罪”
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満島ひかり、柴咲コウ、宮藤官九郎ら日本映画界の実力派が集結
西島秀俊が主演を務める中島哲也監督の新作映画『時には懺悔を』が、2026年8月28日より全国公開されることが決定。あわせて、特報映像とメインビジュアルが解禁された。同作は、中島監督による『嫌われ松子の一生』(06年)での中谷美紀に対するパワハラ、『渇き。』(13年)でも出演女優への性加害などが報じられていたことから公開が延期されていた。
・過去には出演女優へパワハラ、性加害の報道も…中島哲也監督の最新作『時には懺悔を』が公開延期に
原作は打海文三による同名小説。重度の障がいを抱える子どもを通して、親子の絆を描く物語だ。『下妻物語』(04年)や『告白』(10年)など、圧倒的な映像美と先鋭的な演出で日本映画界に衝撃を与えてきた中島哲也監督が、傑作ミステリー小説の映画化に挑む。
中島監督は「見る人の気持ちを動かす映画ができるのでは」という想いをずっと抱き続けてきたという。脚本を書き始めた当初はなかなか賛同者を得られなかったが、構想18年という時を経て、まさに新境地と呼べる感動作が完成。「過去に大きな傷を負った大人たちが、今を必死に生きる“たったひとつの小さな命”と出会い、人生の活路を見出す物語」を独自の視点と緻密な演出で描き出している。
主演を務めるのは、中島哲也と初タッグとなる西島秀俊。家族との不和を抱えながら生きる男・佐竹を演じる。さらに、本作で同じく中島組に初めて参加し、西島と初共演を果たす満島ひかり、そして黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、佐藤二朗、役所広司など、日本映画界の至宝たちが、この「奇跡の物語」を届けるために集結した。
今回初解禁となる特報映像は、心電図モニターのビープ音が鳴る中、懸命に生きようとする小さな命の姿から始まる。一転、憔悴しきった主人公・佐竹(西島)に向かって「お前、神様っていると思うか?」と問いかける投げやりな声。追い詰められ、疲れ果て、敵意をむき出しにした大人たちの「ぶっ殺されてえか」「なんでそんなに悪い子なの!」という怒声が重なる。
「分かってんのか! お前は今自分が何をしているのか!」と詰め寄る佐竹に対し、聡子(満島)は「あの子、生きてちゃいけないわけ?」と逆らうように感情を露わにする。「産んだ責任取れって?」と突きつける民恵(黒木)。「俺が殺したんだ」と告白するようにつぶやく佐竹。大人たちの表情がわずかに和らぎ、誰かの声に耳を傾けるような眼差しも見える。
やわらかな光に満ちた川岸の道を、大きめのベビーカーを押して歩く男の姿に重なる「生きていく。たとえ神様なんていなくても──」というコピーが胸の奥に染みわたる。そして画面は再び小さな手を映し出す。映像冒頭にはなかった大きな手を握るその手は、これから生きていくという、覚悟とも取れる力強さを感じさせている。
あわせて解禁されたメインビジュアルには、「生きていく。たとえ神様なんていなくても──」という、覚悟を感じさせる力強いコピーが大きく掲げられている。
涙を浮かべ、呆然と何かを見つめる佐竹(西島)の表情。追われているのか、それとも追っているのか、必死に走る聡子(満島)。冷たい感情を静かににじませる民恵(黒木)、自制できずに叫ぶ明野(宮藤)、そして諦めにも似た視線を送る由紀(柴咲)。さらに、塚本、佐藤、片岡、役所ら実力派俳優たちの意味深な表情も印象的だ。
そんな大人たちの中心で、喜びの笑顔を見せる新(しん)の姿はひときわ愛らしい。まるで翳りを帯びた大人たちを照らす太陽のように、まぶしい存在感を放っている。
『時には懺悔を』は2026年8月28日より全国公開。
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