パワハラ上司への下剋上サバイバル・エンタテイメント! 鬼才サム・ライミの真骨頂『HELP/復讐島』
「スパイダーマン」シリーズをはじめヒーロー映画の名手とされるサム・ライミ。フィルムメーカーとしてのスタートは、限定空間で極限状態の恐怖に陥れられた人間を描くサバイバル・ホラー『死霊のはらわた』だ。そしてこのたびの最新作で、ライミはその原点とも言うべき世界に戻ってきた。
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「サム・ライミにしか許されないラスト」に期待!

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新作『HELP/復讐島』は、“逃げ場のない無人島”で人間の狂気と復讐心を炙り出す物語だ。
会社員のリンダ(レイチェル・マクアダムス)は、日々パワハラを繰り返す上司ブラッドリー(ディラン・オブライエン)の下で鬱屈とした日々を送っていた。
ある日、出張のために乗り込んだ飛行機が墜落し、目を覚ますと、そこは見渡す限りの孤島。生き残ったのは、よりによって大嫌いな上司と自分の2人だけだった…。
怪我で動けないブラッドリー。リンダは持ち前のサバイバルスキルで食料を確保し、火を起こし、状況の立て直しを図るが、次第に二人の“力関係”が逆転し始める。
「忘れるなボスは私だ、私のために働け」と無人島でもいばり散らすブラッドリーに対して「もうオフィスはないのよ」とバッサリ切り捨てるリンダ。
やがて彼女の中に抑え込まれていた怒りと復讐心が、静かに、しかし確実に膨れ上がっていく。誰もいない無人島で、立場も理性も崩壊していく先に待つのは——。
先日アメリカで行われたテストスクリーニングでは、「サム・ライミにしか許されないラスト」「ジャンルを裏切る快感」と絶賛され、ただのサバイバル・スリラーに留まらない“新感覚の復讐エンターテインメント”として早くも話題を呼んでいる。
リンダを演じるのは『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』や『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、幅広い演技力で観客を魅了するレイチェル・マクアダムス。
一方、リンダを追い詰めるパワハラ上司ブラッドリーを「メイズ・ランナー」シリーズで知られるディラン・オブライエンが演じ、これまでにない憎たらしさと滑稽さを体現する。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』など数々の名作を担当、サム・ライミ作品の常連でもある巨匠ダニー・エルフマンの重厚かつ不穏な旋律が物語を彩る。
「キャラクターたちが極限状態に追い込まれる物語をいつも愛してきた。そして、この物語では力関係の変化が次々と状況をエスカレートさせ、予想外の展開とスリルに満ちたドラマを生み出しているんだ」と語るサム・ライミの“原点”ともなる、恐怖とユーモアの世界に注目だ。
『HELP/復讐島』は2026年1月30日より全国公開。
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