17年前に見逃したあなたへ。今こそ出会うべき、唯一無二の映像詩

#ターセム#映画#落下の王国

(C)2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』

世界遺産と幻想世界を横断する唯一無二の映像体験を劇場で

2008年の日本公開以来、国内では配信されることなく、“幻”とされ続けてきたカルト的ファンタジー大作『落下の王国 4Kデジタルリマスター』より、見る者を一瞬で幻想世界へ連れて行く予告編が解禁。デザイン史の金字塔・石岡瑛子のファッション美学が息づく場面写真も到着した。

・石岡瑛子のファッション美学が息づく『落下の王国 4Kデジタルリマスター』場面写真をすべて見る

『ザ・セル』で鮮烈なビジュアル世界を築き、世界に衝撃を与えた“映像の魔術師”ターセム監督が、構想26年、撮影期間4年の歳月をかけて完成させた一級美術品が、ついに圧巻の4Kデジタルリマスターで蘇る。CGに頼らず、13の世界遺産、24ヵ国以上のロケーションを巡って撮影された息を呑む“本物”の映像が描き出す、まるで万華鏡を覗くような世界観は、見る者の心を奪い、深く焼きつける。

時は1915年。映画の撮影中、橋から落ちて大怪我を負い、病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、木から落ちて腕を骨折し入院している5歳の少女・アレクサンドリア。ロイは動けない自分に代わり、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させようと、彼女に思いつきの冒険物語を語り始める。それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に沈んだ6人の勇者たちが、力を合わせて悪に立ち向かう“愛と復讐の叙事詩”だった。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』

(C)2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.

アメリカが誇る2大巨匠、デヴィッド・フィンチャーとスパイク・ジョーンズが、盟友ターセムの私財を投じた壮大な自主製作映画を強力にサポート。フランシス・F・コッポラ監督作『ドラキュラ』(92年)でアカデミー賞(R)衣装デザイン賞を受賞し、チャン・イーモウ演出による2008年北京オリンピック開会式のコスチュームも手がけた、日本が誇る世界的クリエイター、故・石岡瑛子が衣装を担当。煌びやかで未知なる視覚領域を切り開き、独自の美術世界を創出した。

世界中のアート、ファッション、音楽、建築、民族文化のエッセンスを縦横に取り込み、17年を経た今もカルチャーとしての価値を放ち続けるタイムレスな傑作が、再びスクリーンに降り立つ。手のひらの上では決して味わえない、感性を揺さぶる“本物の体験”がここにある。

予告編では、RPGの世界をリアルに覗き込むかのように、鮮烈な色彩と壮麗な情景が次々と映し出され、冒険物語の一部始終が展開される。“お話を聞かせて”と呟くアレクサンドリアが目を閉じると、ベートーヴェン「交響曲第7番」のフルートの旋律に乗せて、壮大な幻想世界が幕を開ける。

アレクサンドリアの想像力が描き出すおとぎ話のシーンは、いずれも神秘的で息を呑むほど美しい。白装束に身を包み、オーケストラのように整然と舞う人々。個性豊かな6人の勇者たちと、インドのピチョーラ湖を背景に登場する美しきヒロイン・エヴリン姫の姿。そして、タージ・マハルやヴィッラ・アドリアーナといった世界遺産、ナミブ砂漠、フィジー諸島などの絶景が映し出され、見る者を“迷宮”のような映像世界へと誘い込む。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』

2人が紡ぐ冒険譚は、どのような結末を迎えるのか。現代では再び撮影することすら困難なスケールで描かれた映像が、見る者を一気に幻想世界へと引き込み、極上の没入体験を約束する予告編となっている。

場面写真には、独創的な視覚表現を切り拓いてきた故・石岡瑛子による唯一無二の衣装美術が凝縮されている。登場人物たちの衣装は、それぞれの民族的背景や文化的要素を巧みに織り込みつつ、奇抜で大胆な素材使いと想像力あふれるデザインによって現実を超えた空気感を演出。なかでもヒロイン・エヴリン姫のドレスは、情熱的な赤を基調に扇子をモチーフとした髪飾りを添え、石岡ならではの遊び心と先鋭性を体現している。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』

さらに、インド最大級の階段井戸として知られるチャンド・バオリで撮影されたシーンは、異世界に迷い込んだかのような錯覚を呼び起こす。また「この世のものとは思えない青」と称されるインドのパンゴンツォ湖で撮影されたカットは、ポスタービジュアルにも採用されており、本作のファンタジー性と美術的完成度を象徴する1枚となっている。

9月19日より、各上映劇場や通販サイトにて発売となるムビチケカードの購入特典として、本作の劇中シーンを切り取った4種類のポストカードからランダムで1枚がプレゼントされる。数量限定のためお早めに。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』は2025年11月21日より全国公開。