オスカー受賞はキャリア初 SNS上ではファンの間で祝福の声広がる
17日(現地時間)、アメリカの映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は、トム・クルーズにアカデミー名誉賞を授賞すると発表した。クルーズの40年以上のキャリア、劇場での映画鑑賞復活への貢献、そしてスタント・コミュニティへの影響を称えるもので、彼にとって初のオスカー受賞となる。
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アカデミー会長のジャネット・ヤン氏は「トム・クルーズは、映画製作コミュニティ、劇場体験、そしてスタントマンコミュニティへの並外れた献身によって、私たち全員にインスピレーションを与えてきました」と授賞理由を述べた。
クルーズは『トップガン』シリーズや『ミッション:インポッシブル』シリーズといった世界規模の大ヒット作に主演し、危険なスタントを自らこなすばかりか、プロデューサーとしても数々の成功を収めている。2022年の『トップガン マーヴェリック』はパンデミック後の劇場興行を復活させ、スピルバーグ監督から「ハリウッドを救った」と称賛された。
クルーズはこれまでにアカデミー賞に4度ノミネートされているが、受賞には至っていなかった。『7月4日に生まれて』(89年)で主演男優賞にノミネートされたのを始まりに、『ザ・エージェント』(96年)で主演男優賞、『マグノリア』(99年)で助演男優賞、そして2022年の主演作『トップガン マーヴェリック』でプロデューサーとして作品賞にノミネートされた。今回の受賞は、彼の演技力だけでなく、映画産業全体への影響力を認められてのものだ。
今回はクルーズとともに、アカデミー賞授賞式の振付を何度も手がけた俳優・ダンサーのデビー・アレン、スパイク・リー監督作品で知られる美術監督のウィン・トーマス、そしてカントリー音楽のレジェンドで俳優としても活躍するドリー・パートンが長年の慈善活動を評価され、ジーン・ハーショルト人道賞を受賞する。
日本時間20日現在、クルーズ本人の公式なコメントは発表されていないが、SNSではファンの間で祝福の声が広がっている。
授賞式の第16回ガバナーズ・アワードは11月16日(現地時間)にオーベーション・ハリウッドのレイ・ドルビー・ボールルームで開催される。クルーズのキャリアを振り返るトリビュートや、彼と共演したスターたちの登場が期待される。
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