(前編)夏休みに東宝・第3の矢!『進撃の巨人』で4週連続首位獲りか!?

#週末シネマリサーチ

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 (C)諫山創/講談社
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 (C)諫山創/講談社

【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜

週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?

7月25日〜7月26日のランキングは、映画『HERO』が公開から2週連続で首位を獲得。公開5日間で早くも観客動員100万人を突破、累計で145万人を動員しており、まだまだ勢いは衰えそうもない。2位に公開3週目の『バケモノの子』。こちらも累計で190万人、興収19億円を突破。夏休みに突入し、さらに数字を伸ばしそうだ。

今週は、実写映画化発表から賛否含め、非常に高い注目を集めていた映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』がついに公開を迎える。いったいどんな数字的評価が下されるのか、注目が集まる。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)

[今週の上位ランキング予想]
◎『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(東宝)
〇『ミニオンズ』(東宝東和)
×『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(KADOKAWA)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)

◎【1位予想】『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
諫山創の大ヒットコミック「進撃の巨人」を実写映画化した2部作『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の前編。監督は『のぼうの城』の樋口真嗣。主人公エレンに三浦春馬、その他、水原希子、石原さとみ、長谷川博己ら豪華キャスト陣が顔を揃える。

原作コミックは全世界で累計5000万部を突破と知名度はモンスター級だ。これまでも人気コミック・アニメの実写映画化は数多くあったが、概ね、公開前はネガティブな意見が多い。それを覆すのが作品のクオリティーということになるが、公開後の伸びは初週の数字や評判に大きく影響することは間違いないだろう。近年の大人気(少年・青年)コミック・アニメの実写映画化の初週の数字を見ていくと、『寄生獣(前篇)』(14年・東宝)が全国418スクリーンで動員25万6000人、興収3億4000万円、『るろうに剣心』(12年・ワーナー)が全国327スクリーンで動員29万5000人、興収3億9900万円、『ルパン三世』(14年・東宝)が全国307スクリーンで動員33万5000人、興収4億4400万円、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(10年・東宝)が全国440スクリーンで、動員41万2000人、興収5億2800万円という結果。

どの作品も公開前は「期待」より「不安」が先行していたが、注目度は高く、蓋をあけてみれば良い数字を叩き出している。『進撃の巨人〜』もさまざまなメディア、企業とタイアップをしており、認知度では上記作品にも引けを取らないだろう。劇場公開数も、約330館と揃った。『HERO』、『バケモノの子』と鉄壁の布陣で夏休みを迎えた東宝だが、本作で4週連続1位を狙いたいところだろう。(後編へ続く…)

【週末シネマリサーチ】(後編)夏休みに東宝・第3の矢!『進撃の巨人』で4週連続首位獲りか!?

【関連記事】
【映画興収レポート】7月公開作は『バケモノの子』『アベンジャーズ』が同率1位、日テレあげての大宣伝も効果
【今週見るならこの映画!】夏の足音は巨人と共に!? 1日の映画デーに実写版『進撃の巨人』が登場
【興行トレンド】邦画と洋画の攻防(2回目)/90年代映画界は冬の時代。人気は洋高邦低でハリウッドスターが大活躍
【超簡単! いまさら人に聞けない映像用語辞典】より立体的な3D映像を楽しむためには「近づいて見る」ことが重要!

INTERVIEW