橋本愛「こんな女優、イヤだろうな」/『さよならドビュッシー』初日舞台挨拶

左から利重剛監督、ミッキー・カーチス、橋本愛、清塚信也、泉沙世子
左から利重剛監督、ミッキー・カーチス、橋本愛、清塚信也、泉沙世子
左から利重剛監督、ミッキー・カーチス、橋本愛、清塚信也、泉沙世子
左からミッキー・カーチス、橋本愛、清塚信也

第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した中山七里原作の同名ミステリーを映画化した『さよならドビュッシー』。この作品が1月26日に公開となり、新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に主演の橋本愛、清塚信也、ミッキー・カーチス、泉沙世子(主題歌)、利重剛監督が登壇した。

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本作は、火事で祖父と同い年で双子のように仲が良かった従妹を亡くし、自身も全身大やけどを負った香月遥(橋本愛)が、従妹のためにもピアニストになりたいと願い、障害を乗り越えていく物語。だが、祖父の莫大な遺産を相続したことから、彼女の周りで不可解な出来事が起こっていく。

先日発表された日本アカデミー賞新人俳優賞受賞をはじめ、新人女優賞4冠を達成した橋本は、この日はなぜか自虐モード。撮影時の雰囲気を聞かれるも、「昨年夏の撮影だったのですが、その頃の私は自分で自分を好きになれないくらいボロボロの人間性だったんです」と切り出すと、「自分がスタッフだったら、こんな女優、イヤだろうな」とコメント。

さらに「完成した映画を見て、米粒みたいな自分を高いところに連れて来てくれ、監督には本当に感謝しています。自分が出演した映画の試写を見て、涙を流したのは初めてでした」と感謝の言葉を述べていた。

そんな橋本について、本作で俳優デビューを飾り、橋本扮する香月遥にピアノを教える役を演じた現役ピアニストの清塚は「役の上でだけでなく実際にピアノの指導もしたのですが、話しかけても10回のうち1〜2回くらいしか反応がない。それ以外はずっとスルーで(笑)、ロシアの冬みたいに一瞬だけ太陽が出る。そんな感じだったので、僕のMっ気が開発されました」と話し笑いを誘っていた。

また橋本は、最後の挨拶でも「今日は本当にありがとうございました。私はこの映画で足首についた重りを取ってもらったような気がします」と自虐モードを引きずっていた。

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