福原遥、初の先生役に不安も「届けたい思いを必死に伝えた」 『あの花』続編の完成披露で撮影秘話

#あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。#井之脇海#倍賞千恵子#出口夏希#福原遥#細田佳央太

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』
(C)2026「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』
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『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』

倍賞千恵子は世界平和を願い、温かな拍手に包まれる

映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』の公開に先駆け、7月6日に完成披露試写会が開催された。主演の福原遥をはじめ、細田佳央太、出口夏希、井之脇海、倍賞千恵子ら豪華キャストに加え、原作者・汐見夏衛、新城毅彦監督が登壇。会場に駆け付けたファンを前に、作品の完成を報告した。

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福原演じる主人公・百合の名前にちなみ、会場には777本もの百合の花を用意。舞台上を美しく気品ある百合で埋め尽くしただけでなく、観客全員にも入場時に百合の花をプレゼントし、会場全体が百合の香りと純白の輝きに包まれた。

彰(水上恒司)の夢でもあった高校教師となった百合を演じた福原は、「本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。ついにこの日がやって来たということでとても嬉しいです!」と、念願の続編完成に喜色満面。

そんな百合の前に現れる青年・涼役の細田も「短い時間ですが宜しくお願いいたします」、若き日の千代役の出口は「皆さんお久しぶりです! 千代です!」と挨拶。

続いて、千代とお見合い結婚する林吉役の井之脇は「本日はご来場ありがとうございます」、年老いた千代役の倍賞は「短い時間ですが、皆さんと一緒に楽しむことができれば」と挨拶した。

さらに、新城監督は「月曜日の夜なのにこんなにたくさん来ていただいて嬉しく思います」、原作者・汐見も「本日は短い時間ですがよろしくお願いいたします」と、満員の会場に向けてそれぞれ挨拶した。

続編であり完結編となる本作。映画化について、汐見は「前作『あの花』を見て『あの星』の原作小説を読んでくださった方々の“映像化して欲しい!”という声が多かった」などと、ファンの声が続編制作の後押しになったと説明。完成作については「どんな年代の方が見ても感じることのある作品」と、前作に負けず劣らずの傑作だと太鼓判を押した。

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』

主演の福原は続編制作決定時を振り返り、「続編ができるんだって本当にビックリしました」と心境を明かし、「あれから百合がどんな人生を送っているのか気になっていたので、7年後の百合の成長した姿を演じられることが嬉しかった。続編ができるのは沢山の方々に愛していただいたからだと思って、本当に嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいになりました」と喜びを語った。

大ヒット作の続編に参加することになった細田は、「なかなか怖かったです。これだけ大きくたくさんの方々に届いた作品の続編を自分に任せていただくというのは…なかなかのプレッシャーを感じたりもしました」と率直な心境を述べつつ、「それは逆を言えば、自分を必要としてもらって、しかも自分でもやったことない作品ジャンルだったので、頑張ろうと前向きな気持ちでオファーを受けさせていただきました」と胸を張った。

そんな細田と福原は本作が初共演。細田が「集中力が物凄く高くて深い方。0から100に上げる時の感情の持って行き方などを見て、凄く大きなエンジンを積まれている方という印象を受けました」と福原をリスペクトすると、福原も「何回も共演したことがあるような安心感があって、撮影に入る前から役について色々お話させてもらいながら本当に安心して撮影に挑めました。ご一緒できて嬉しかったです」と応じ、すっかり意気投合した。

福原にとって本作は初の先生役への挑戦。「まさか自分が先生役をやるとは思っていなかったので、先生はできないと思いながら最初は怖くて仕方がなかったけれど、もう先生とか考えずに“届けたい!という思いを生徒たちに必死に伝えようと一生懸命やっていました」と、熱演を振り返った。

夫婦役を務めた出口と井之脇は、「ネタバレになるので言えることが少ないけれど…」と井之脇が笑いつつ、「僕と出口さんは重たいシーンがあって、撮影の都合でとあるワンシーンを2日に分けて撮らなければなりませんでした。感情を繋ぐのがしんどかったけれど、出口さん含めて現場の空気は前向きで、支えていただいた」と懐かしそうに回想。

出口は井之脇について「林吉さんと同じように穏やかで真摯にお芝居をされていたので、林吉さんと並べて考えることができて凄く助けていただきました」と人柄を称え、続編制作については「千代としてもう一度あの『あの花』の世界に戻っていけることが何より楽しかった」と声を弾ませた。

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』

『あの星』への参加について倍賞は、「スタジオに入った時に、映画を愛している人たちが集まっているという空気が伝わってきた。入る前は緊張していたけれど、それを感じてふっと力が抜けてとても幸せな気持ちになりました。映画作りという山登りを新しいスタッフの方々と一緒にできるんだと思って、楽しく撮影することができました」と充実した様子で報告。

福原との初共演について聞かれると、「私が緊張です!」とお茶目に笑い、「そこにいることが当たり前のようにいる方だった」と福原の自然体の佇まいを絶賛した。

福原も、大先輩である倍賞との初共演について、「まさかご一緒できると思っていなかったですし、自分にとって一生の宝物と思いながらご一緒させていただきました。毎日気さくに話しかけてくださって、それが嬉しくて安心しながら撮影していました」と感謝を口にした。

さらに会場では、翌日の七夕にちなみ、短冊形のフリップに書いた願いごとを発表。ベランダで家庭菜園に挑戦したいという井之脇は「野菜が育ちますように」、続いて細田は「下半期も健康第一」と書き、「2026年度の目標は怪我をしない、風邪をひかないでやっていて、上半期はお陰様で体調を崩すことなく乗り切れたので、下半期も引き続き体に気をつけて生活をしていきたい。若いからと言って怪我に年齢は関係ありません! ちゃんと色々としないとガタがくるから」と熱弁。

これに倍賞は「そう、歳を取るとガタがくるの!」と実感を込めながら、細田に野菜たっぷりの健康みそ汁のレシピを伝授した。すると細田は井之脇の願いごとを引き合いに出し、「僕も野菜を育てるところから始めます!」と笑いを誘った。

出口の願いは「夏祭りに行きたい」と夏らしいもの。「行こうね」と福原と約束を交わす場面も見られた。福原は座長らしく「この作品がたくさんの方に届きますように」と本作の大ヒットを願い、「これが本当に一番の願い。本作は続編であり完結編なので、多くの皆さんに届いてくれたらと願っております」と力を込めた。最後に、倍賞は「世界のあちこちで起きている戦争を今すぐ止めてください」と願いを記し、会場は温かい拍手に包まれた。

最後に主演の福原は、「ついに皆さんに本作が届くのかと思うとドキドキワクワクしていますが、あれから7年が経って百合がどのような人生を送って、どのように成長しているのか。それぞれの人生が丁寧に描かれているので、色々なものを感じていただけると思います。今ある当たり前が当たり前じゃないという、日常の幸せを感じられる作品になっていると思いますのでぜひ楽しんでご覧ください」と呼び掛け、イベントを締めくくった。

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』は2026年8月7日より全国公開。