2021年要チェック! ブレイクが期待される海外の女優&俳優

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『ベイビーティース』
エリザ・スカンレンが主演を飾る『ベイビーティース』ビジュアル
(C)2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia

2021年、海外では20代の新しい才能が話題作、大作に重要な役で起用されている。中でも女優たちの活躍が特に楽しみな1年になりそうだ。

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『ベイビーティース』主演エリザ・スカンレン

219日から公開の『ベイビーティース』に主演するエリザ・スカンレンは今年22歳。昨年『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で四姉妹の病弱な三女ベスを演じて注目された。

本作でスカンレンが演じる主人公ミラも病を抱えた16歳の少女。余命わずかの彼女がある日出会った不良青年と恋に落ちる、というあらすじはお涙頂戴に思えるが、それ以上に最初で最後の恋にのめり込むミラに圧倒される。燃えるように生きる少女を熱演するスカンレンのはかなさと激しさは得難い個性だ。

昨年はトム・ホランド主演のNetflixオリジナル『悪魔はいつもそこに』でホランドが演じたアーヴィンの義妹を演じた彼女は今年、M・ナイト・シャマラン監督の『Old(原題)』が全米で公開される。フランスのグラフィックノベルにインスパイアされた内容で、主演はガエル・ガルシア・ベルナル。『ジョジョ・ラビット』のトーマシン・マッケンジー、『ヘレディタリー/継承』のアレックス・ウルフといった同世代の実力派との共演も楽しみだ。

『マトリックス4』出演!ジェシカ・ヘンウィック

次に紹介したいのが、『マトリックス』シリーズの18年ぶりの続編『マトリックス4』(12月公開予定)に出演するジェシカ・ヘンウィック

ザンビア系イギリス人の父と中国系シンガポール人の母の間に生まれたヘンウィックは今年29歳。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15年)、TVシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のナイメリア・サンド役を経て、Netflixオリジナル・シリーズ『Marvelアイアン・フィスト』に主演して注目された。

同作で見せたキレのあるアクション演技が『マトリックス4』への抜擢につながったようだ。

2020年はクリステン・スチュワート主演の『アンダーウォーター』、ソフィア・コッポラ監督の『オン・ザ・ロック』に出演し、今年公開予定の『ゴジラVSコング』にも出演している。

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『セックス・エデュケーション』でおなじみエマ・マッキー 

ケネス・ブラナーが監督・主演でアガサ・クリスティの名作の映画化に挑む第2弾『ナイル殺人事件』(21年公開予定)に出演しているエマ・マッキーは今年25歳。

2019年から始まったNetflixオリジナル・シリーズ『セックス・エデュケーション』で、エイサ・バターフィールドが演じる主人公オーティスと高校の同級生メイヴ役で知られる。著名なセックス・セラピストを母に持つオーティスと組んで、校内で性の悩み相談クリニックを始める不良少女メイヴの強さと優しさを魅力的に演じ、初めての大役で一躍脚光を浴びた。

『ナイル殺人事件』では、エジプトのナイル川をクルーズする豪華客船内で殺された大富豪の娘リネットの親友ジャクリーンを演じる。被害者の親友にして、被害者の夫の元婚約者という立場で、他の乗客と同じく容疑者となる女性役。不良少女から一転、1930年代の上流階級の女性をシックに演じている。

フランスでも活躍していて、エッフェル塔の設計者ギュスターヴ・エッフェルをロマン・デュリスが演じるフランス映画『Eiffel(原題)』も本国で今年公開予定。

『キングスマン ファースト』主人公ハリス・ディッキンソンは主演作待機

男性で注目の俳優は、『キングスマン ファースト・エージェント』で主人公のオックスフォード公爵の息子コンラッドを演じるハリス・ディッキンソン。父役のレイフ・ファインズとともに、洗練された身のこなしで大がかりなアクション・シーンもこなしているようだ。

今年25歳になるディッキンソンはロンドン出身で、2017年に映画『ブルックリンの片隅で』、翌年には石油王ジョン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件を描いたTVシリーズ『TRUST/トラスト ゲティ家のスキャンダル』第1シーズンで、誘拐されたジョン・ポール・ゲティ3世を演じて注目された。

ノーブルな風貌ゆえか高い身分の青年役が多く、『マレフィセント2』(19年)ではフィリップ王子を演じている。

自国のイギリスでは『キングスマン ファースト・エージェント』に先駆けて、昨年12月に『County Lines(原題)』が公開になった。ロンドン東部のドラッグディーラーを演じ、『キングスマン~』と全く違う表情を見せている。2021年には『The Souvenir Part II(原題)』、『ザ・スクエア』などで知られるスウェーデンの奇才、ルーベン・オストランド監督の『Triangle of Sadness(原題)』では主演を務めるなど、出演作が待機中だ。

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