小栗旬、蒼井優、広瀬すず、UTAら集結 Netflix『ガス人間』“新次元”クライムスリラーの魅力を語る
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片山慎三監督がCGの舞台裏を解説、ヨン・サンホがデル・トロとの秘話披露
Netflixシリーズ『ガス人間』の配信記念イベントが6月29日に開催。キャストの小栗旬、蒼井優、広瀬すず、林遣都、竹野内豊、UTAに加え、エグゼクティブプロデューサー・脚本のヨン・サンホ、片山慎三監督が登壇し、配信を目前に控えた本作の見どころやスケール感、新たに解禁された予告映像の魅力について語った。
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イベントは、本作に出演しているクリス・ペプラーのMCで進行。オープニング映像が流れると同時に、会場の緊張感は一気に高まった。サーチライトが怪しげに蠢く中、スモークをくぐり抜けて現れたのは、本作で“ガス人間”を演じるUTA。劇中そのままの圧倒的な存在感で会場の視線を釘付けにすると、続いてシルエットの中にキャスト・クリエイター陣が登場し、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

主人公の刑事・岡本賢治を演じた小栗旬は、「皆さんこんばんは、小栗旬です。本日はお集まりいただきありがとうございます。素晴らしいキャスト、クリエイターの皆さんと作ったこの作品を、ようやくお届けできることが嬉しいです」と挨拶。
報道記者・甲野京子役の蒼井優は、「8ヵ月という長い期間をかけて、じっくりと熱量を注ぎ込んだ作品です。こうして皆さんの前でお披露目できる日を迎えられて、本当に胸がいっぱいです。今日がとても待ち遠しかったです」と晴れやかな笑みを浮かべた。

オカルト・都市伝説系チャンネルを運営する動画配信者兄妹を演じた広瀬すずと林遣都、そして不穏な噂の絶えない上場企業社長を演じた竹野内豊も、それぞれ撮影の充実感と作品への絶対的な自信をのぞかせた。
本作で演技に初挑戦し、俳優デビューを飾るとともに、タイトルロールという大役を射止めたUTAは、「皆さん初めまして、UTAと申します。今回、自分にとって人生で本当に初めての演技挑戦ということで、撮影中も今も、まだ慣れない部分や至らない部分が本当にたくさんあるのですが、この『ガス人間』という素晴らしい作品の力になれるよう全力で挑みました。こうした華やかな場に立たせていただくのも初めてなのでとても緊張していますが、どうか温かく見守っていただければ幸いです」と謙虚ながらも力強く語り、会場から大きなエールを込めた拍手が送られた。
また、全エピソードのメガホンをとった片山慎三監督は、「自分がこのお話をいただいてから、足掛け6年という長い時間をかけてじっくりと熟成させ、丹念に作り上げてきた作品です。今日という素晴らしい日を迎えられたことは、監督として非常に感慨深く、感無量です」と、並々ならぬ熱量で挑んだプロジェクトへの深い愛着を明かした。
トークセッションでは、1960年に劇場公開された東宝の伝説的特撮映画『ガス人間第一号』を、現代を舞台にした全8話の完全オリジナルストーリーとしてリブートした本作の、世界基準の強度と魅力について熱い議論が交わされた。
エグゼクティブプロデューサー・脚本を務めたヨン・サンホは、原作への深いリスペクトを語るとともに、世界的な映画監督との意外なエピソードを披露した。
「原作の『ガス人間第一号』は、当時として非常に斬新なアイデアと素晴らしい特撮技術で作られた傑作であり、何より根底にある重厚なヒューマンドラマが極めて魅力的でした。今回の現代版リブート作品でも、そのエッセンスを大切にし、SFやスリラーとしての面白さはもちろん、現代社会を生きる人間たちの剥き出しの欲望やドラマを深く描き出すことに注力しました。実は先日、映画監督のギレルモ・デル・トロ氏とお会いする機会があり、私が『いま日本でガス人間をリブートしている』と伝えたところ、デル・トロ監督が非常に興奮されて、『もちろん知っているとも! 実は私の映画『ヘルボーイ2』に登場するヨハン・クラウスというキャラクターは、まさに東宝の『ガス人間第一号』から多大なインスピレーションを受けて作ったものなんだ!』と明かしてくれたんです。原作が世界中のクリエイターにどれほど大きな影響を与え、愛され続けているかを再確認しましたし、今回の新しいシリーズも、世界中のファンの期待を裏切らない普遍的な強度を持った素晴らしいクオリティに仕上がったと確信しています」と語り、本作が持つグローバルな可能性に強い自信を見せた。
また、映像表現へのこだわりについて、片山慎三監督は「見どころは本当に全編に散りばめられていますが、特に象徴的なのは“ガス人間”のビジュアル表現です。撮影現場では当然、ガスになった状態のUTAさんはいないので、小栗さんをはじめとする演者の皆さんには、何もない空間や空を見上げながら、想像力だけで驚きや恐怖を表現していただくという難しいお芝居をお願いしました。実際そのガス人間が最新鋭のCG(白組)としてどう立ち上がるのか、人間からガスへ、あるいは石像からガスへと変化していくリアルな質感、車のダイナミックなバックフリップをはじめとする現代の技術ならではのダイナミックな演出など、徹底的にリアリティにこだわって作りました」と、撮影の舞台裏を明かした。
続いて、劇中でそれぞれの思惑を抱えながら事件に関わる登場人物たちの緻密な役作りについて語られた。事件を追う刑事・岡本賢治を演じた小栗は、「賢治は正義感だけでなく、非常に情に厚く人間味のあるキャラクターです。完璧なヒーローではなく、目の前で起きている『前代未聞のあり得ない現実』に困惑し、葛藤しながら泥臭く突き進んでいきます。警察が手に入れる情報だけでは、常にガス人間の引き起こす怪事件のスピードに一歩遅れてしまう。そのもどかしさや感情の揺れが、観客の皆さんにとって物語の入り口として感情移入しやすい存在になっていると思います」と、キャラクターの人間味あふれる魅力をアピール。
真実を追う記者・甲野京子を演じた蒼井は、「京子は非常に芯が強く、タフな行動力を持った女性です。単に強いだけでなく、日常の中に潜む小さな違和感や、異常事態の裏にある繊細な人間のドラマを鋭く見抜いていく。警察の捜査とはまた違った、記者という独自の鋭い視点があることで、作品の持つ人間ドラマの奥行きがさらに一段と深くなっていると感じながら演じました」と振り返った。

物語をかき回すトリックスター的な動画配信者兄妹を演じた広瀬は、「華歩はこれまでの登場人物たちとは全く違う、非常に軽やかで現代的な感覚を持った女の子です。配信者という立場だからこその事件との距離感やスピード感、物語を予想外の方向へ引っかき回していく面白さに注目してほしいです」とコメント。
一方、兄・富士太役の林は「妹の華歩に振り回されながらも、発信する側として情報がどう社会に伝わっていくかまで含めて事件に関わっていくのがとても現代的で面白かったです。撮影現場でも広瀬さんとのコンビとしてのテンポ感を大切にしました。ちなみに、お互い普段から久々に会っても不思議とあまり多くを喋らない空気感があるのですが、それが富士太と華歩のリアルな兄妹の距離感にそのまま活きていた気がします」と明かし、会場の笑いを誘った。

難役に挑んだUTAは、「人間離れした存在を演じるにあたり、言葉よりも身体の所作や動き、目線ひとつでいかに説得力と不気味さを作り上げるか、という点に最も心を砕きました。片山監督とも細かく相談しながら、衣装やメイクの細部に至るまで、どうすれば『得体の知れない恐怖と哀しさ』を両立できるか、相当な準備と模索を重ねて撮影に挑みました。毎日が本当に刺激的で、役者として素晴らしい経験をさせていただきました」としみじみと語った。
最後に、黒い噂の絶えない企業の社長・森靖利を演じた竹野内は、「森は一見すると只者ではない圧倒的な不穏さをまとった人物ですが、ただ怖いだけでなく、その裏に隠された複雑な奥行きやギャップを意識しました。今回はキャラクターのビジュアルの作り込みも含めて、今までの私のイメージを覆すような強いインパクトを持つ人物になっています。彼が物語の緊張感をどう支え、どのような奥行きをもたらすのか、本編でぜひ確かめていただきたいです」と、自身の新境地となる役への手応えを語った。
イベントの最後には、登壇者を代表して小栗が「この作品は、前代未聞の事件そのものの衝撃はもちろん、映像の迫力、そして登場人物たちが織りなす人間ドラマの広がりに至るまで、まさに“新次元”の名にふさわしいスケールの大きなクライムスリラーに仕上がっています。今日皆さんがここで集めてくださった手がかりの先にある真実を、ぜひ7月2日配信の本編で目撃してください」と、世界中のファンへ向けて熱いメッセージを送った。
退場時には、キャスト・クリエイター陣が客席の通路を通って観客を間近で見送るサプライズ演出も実施。会場に集まったファンの興奮と感動が最高潮に達する中、イベントは華やかに幕を閉じた。
Netflixシリーズ『ガス人間』は、Netflixにて2026年7月2日より世界独占配信(全8話一挙配信)。
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