ゾンビ×ミュージカル!ありそうでなかった青春ゾンビミュージカル映画登場

#ゾンビ

『アナと世界の終わり』
(C) 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
『アナと世界の終わり』
(C) 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.

ゾンビ×ミュージカル! 2大ジャンルが奇跡の融合をはたした、歌って踊ってゾンビに立ち向かうイギリス発の青春ゾンビミュージカル映画『アナと世界の終わり』の予告編が解禁となった。

[動画]解禁となった『アナと世界の終わり』予告編

本作は世界各国のファンタスティック映画祭で上映され、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭ではミッドナイト・エクストレム部門で最優秀作品賞を受賞するなど、映画ファンの心を鷲掴みにした作品。海外の批評家から「『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ラ・ラ・ランド』の出会い!」とも評された。

主人公は田舎町に暮らす平凡な女子高生アナ。幼い頃に母を亡くし父のトニーと2人暮らしで、冴えないクラスメイトたちとのパッとしない毎日の繰り返しに飽き飽きしていた彼女は、この町から出ることをずっと願っていた。そんなある日、町にゾンビが大量発生するところから物語は展開していく。

解禁となった予告編は「田舎町の女子高生アナ。冴えない仲間たちとつるむ、くだらない毎日の繰り返し」というナレーションとともに、アナが毎日に飽き飽きしている様子が映し出され、「こんな町、早く出たい」と嘆く姿が続いていく。

そうした中、ある朝アナは、いつも通り幼なじみのジョンと一緒に学校へ向かう途中で、スノーマンの着ぐるみを着て血だらけで倒れている男を発見。彼に話しかけると、突如、その男に襲いかかられそうになる。男はなんとゾンビだったのだ! はたしてアナは、この町で人生を終えてしまうのか? はたまたゾンビを倒して町を脱出することができるのか?

なんと言っても、本予告編の見どころは、「ゾンビ映画」と「ミュージカル映画」の両方の魅力がしっかりと収められている点。アナが歌い踊りながら通学するシーンでは「やっと目が覚めた!ずっと死んでた」と彼女の気持ちが軽快なメロディーにのせて描かれるミュージカル映画の王道を行くつくり。かと思いきや、その背後ではゾンビが徘徊するなど、日常と終末のギャップを巧みに表現している。まさに、エドガー・ライト監督『ショーン・オブ・ザ・デッド』で主人公がゾンビに気づかず毎朝のルーティンをこなすシーンを彷彿とさせる。

父を助けようとするアナを励ますクラスメイトたちと、その思いに答えようとするアナとのやり取りが胸アツな青春ストーリーも注目の1つ。さらに、劇中でアナの友だちがスマホを見ながら「マジか? ジャスティン・ビーバーがゾンビになった」と報告するなど、イマドキな演出も満載。

『アナと世界の終わり』は5月31日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開となる。