オダギリジョー、クリストファー・ドイルからのオファーは「嬉しかったし驚きました」

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オダギリジョー
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オダギリジョーが12月15日にシアター・イメージフォーラムで行われた主演映画『宵闇真珠(よいやみしんじゅ)』の初日舞台挨拶に登壇した。

[動画]『宵闇真珠』予告編

本作は、『ブエノスアイレス』(97年)や『恋する惑星』(94年)といった数々の名作を撮ってきた世界的撮影監督クリストファー・ドイルが監督をつとめる作品。この日は劇中で使用されているオダギリ作曲による音楽も披露された。

ドイル監督からの主演オファーについて、オダギリは「僕らの世代からすると、クリストファー・ドイルとウォン・カーウァイのコンビは偉大な存在。その方から声をかけていただけたのは、嬉しかったし驚きました」と喜びを口に。

そのドイルの現場については「大変だったというよりも楽しかったです。ほとんどテストもしないし、説明もなく『とりあえず、やってみようか』という感じなんです。(共演の)アンジェラ(・ユン)とのシーンでも、とにかく1回、カメラを回して何が起こるか見てみようという感じで『今のは○○だから、こう変えていこうか?』とか、やりながら作り上げていく感じでした」と振り返った。

劇中でオダギリが作曲した「JellyfishSyndrome」が使用されていることについても「経緯ということもなくて(笑)、クリスとはよく飲みに行ってたんですが、そこで『いま何やってるの?』みたいな話になって、『最近、曲を作ってる』と話して、聞かせたら『使いたい』となった」と述懐。「軽いノリで飲み会で話してたことが実現されていく感じ(笑)。そういう感じですね、この作品自体が。最初から決まっていることなんて何もない、それが面白さだと思います」とオダギリも、先の読めない展開で映画が制作されていくのを楽しんだ様子。

舞台挨拶では、その「JellyfishSyndrome」が改めて流されたが、オダギリは「もとの楽曲があって、それはジャズなんですが、自分でリミックスしました。(女性の)ボーカルだけで作っていて、ボーカルを加工してドラムやベースのように聞かせています」と説明しつつ「じっくり聞くようなものじゃないんですが…」と楽曲に耳を傾ける観客を前に照れ笑いを浮かべていた。