新垣結衣が『違国日記』に主演、30代女性と姪の交流描く人気女性コミックを映画化

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『違国日記』
(C)2024『違国日記』製作委員会
『違国日記』
『違国日記』

原作は125万部突破、「じんわりとしたあたたかさが感じられる作品に」

新垣結衣を主演に迎え、累計販売数125万部を突破した人気女性コミックを映画化する『違国日記』の製作が決定した。

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人見知りの小説家・高代槙生(35)と、その姪・田汲朝(15)の女同士の同居奇譚。きっかけは、葬式での一コマだった。交通事故で両親を亡くした朝に、無神経な言葉を吐く親族たちと盥回しにされる朝の様子を見た槙生が、我慢ならず勢い余って私が引き取ると啖呵を切ったのだ。

しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑する。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく──。

原作は、映像化された名作漫画を数多く輩出する女性コミック誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタートした同名漫画。人見知りの30代女性と縁遠い姪、まったく性格も異なる2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で描き出す。

10代の繊細な心情が描かれている原作は、「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得し話題となった。すでに今月6月8日発売の「FEEL YOUNG」にて最終回を迎えることが告知されており、6年という連載期間を経て終止符を打つ。

『違国日記』

著者のヤマシタトモコは、2005年にデビューした後、アフタヌーン主催の新人賞・四季賞にて夏・四季賞を受賞した実力派。代表作の中には2021年に映画化もされた「さんかく窓の外側は夜」などがある。

主役の高代槙生を演じるのは、放送中のドラマ『風間公親−教場0−』や、秋公開の朝井リョウによるベストセラー小説の映画化『正欲』など話題作への出演が絶えない新垣結衣。新垣は「見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います」と意気込みを語っている。

メガホンをとるのは、『PARKS パークス』(17年)『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20年)の瀬田なつき。普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田が、槙生と朝のいびつな関係、そして彼らを取り巻く個性的な人々を魅力的に描く。

映画化に関して瀬田は、「たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています」とコメントしている。

また、原作者のヤマシタトモコも映画化の喜びを「この世の誰よりも私が最も驚いています」と綴っている。

映画『違国日記』は2024年に公開予定。

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