唐田えりか、仕事がなかった時期には「引退も考えた」…女優業への向き合い方変わったきっかけ語る

#唐田えりか #奥野瑛太 #死体の人 2023.03.25

役者を志していたものの、気づくと“死体役”ばかりを演じるようになっていた広志（奥野瑛太）という男を描いた『死体の人』が公開。ムビコレでは、唐田えりかのインタビューを掲載中だ。

がんばっていくことで誰かのためになるように変えていかなきゃいけない

本作の出演を決めた理由について、「今回オーディションを受けたのですが、今まで挑んで来なかった役に挑戦したいと思い、受けました」と唐田。今回唐田が演じたのは、広志が自宅へ招いたデリヘル嬢・加奈だ。

これまで“は大人しめの優等生”といった役どころが多かったという唐田。今まで挑んだことのないキャラクターを演じる上で、「奥野さんが撮影で使う広志の部屋に泊まっていると聞いて、そういう役作りをしたことがなかったので、私も加奈の部屋に泊まってみました。とても心細くて寂しくて、汚い部屋に慣れてきたりもして、加奈の気持ちをつかむことができました」と、新たな役作りの方法を取り入れたことを明かした。

本作の主人公・広志については「自分がやりたいことをできるのはとてもいいことだと思います。広志は役者に固執してますが、彼から役者という仕事を取ったら、それが幸せとは言い切れないと思いました」と語る。

一方で唐田自身、「やりたいこと」や「向いていること」が一致しているからについて聞かれると、「完全に一致はしてないかなと思います」と返答。「この道を選択したのは自分なので責任を持ってやっていこうと思っていますし、漠然とこの仕事が好きでやっていましたけど、はっきりと明確にやりたいと思えるようになったのは最近のことです。お仕事がなかった期間にいろいろと思い巡らせて、考えが大きく変わりました」と続けた。

仕事がなかった時期に、引退も考えたという唐田。そんな唐田を引き止めたのは所属する事務所の社長の存在だった。「事務所の社長にクビにしてくださいとお願いましたが、社長からクビにする選択はありませんと言ってもらったんです。そのときに、こんな素晴らしい事務所に自分はいるんだ、がんばらなきゃいけないと思いました。がんばっていくことで誰かのためになるように変えていかなきゃいけないと思いました」。

さらに、唐田は「この役者という仕事も必要としてもらって成り立つものだと思いますし……女優としてというより、まず人として魅力的な人物になりたいと思いました」と考えるようになったと話す。インタビューではほかにも、本作の見どころや、出演して得たものについても語っている。唐田えりかのインタビュー全文はこちら！

・［動画］唐田えりか、デリヘル嬢役で新境地。かつては女優を辞めることも考えた／『死体の人』インタビュー